Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

北海道の真ん中のほうへ (4)

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All Photo by inos

富良野と言ったら大自然な印象が強いですが、初日は五郎さん宅を転々としている間に夕暮れ時となり、景色を眺めるようなレジャーは無理と判断。一旦ペンションにチェックインした後、夜になっても楽しめる場として「ニングルテラス」を目指しました。

ニングルテラスは作家・倉本聰氏がプロデュースした森のショッピングロード。「北の国から」の雪子おばさんが働いていたお店でもあるようですが、今もおしゃれなログハウス式のこじんまりとしたショップが15棟も集まっていてアドベンチャー感覚満点です。

 

ジャンルを超えた作家さんの作品がショップごとに店を構えており、皮専門やキャンドル専門、普段専門ショップなど見たことのない万華鏡ショップなんてものもあります。

何か目的があって訪れた訳ではありませんし、帰りの荷物を考えると大きな買い物は出来ませんが、面白い小物があったら買ってみようと物色。見ているだけでも十分楽しめますけどね。

   

15店舗もあると見るもの端から欲しくなってしまいますが、中でも目に留まったのがこの飛行機。確かに何処かのWEBサイトで写真だけ見たことがありました。

ぱっと見はデフォルメされた複葉機。でもよく見ると非常に精巧に作られている事が分かります。穴があくくらいじっくり見ていたら、気の良いおじさん(設計・制作者)が話しかけてきて「これ飛ぶんですよ!」なんて得意げな表情。実際に目の前で飛ばしてくれましたが、確かによく飛ぶ!

でも一歩間違えばバラバラじゃ...そんな心配はご無用!とばかりに続けて構造に関する説明あり。機体が軽い上に、使用している木は間に紙が挟んであり非常に丈夫らしい。そう、この木は見ての通り非常に薄いのにハイブリッド構造。聞けば0.25mmの板を同じ形に2枚切り貼り合わせているという。凄い精度ですね。全てはレーザーカッターのなせる技です。機種によっては手のひらに乗るサイズなのに操縦桿やメーター類まで忠実に再現されていてスケール感もなかなかのもの。くどいようですが見た目だけでなくこれが飛ぶのですから驚きますね。

 

話が盛り上がりすぎてこのショップだけで30分ほど居ましたがおじさんも楽しげに対応してくれて本来は撮影禁止の店内も自由に撮らせてくれました。その後カメラの話で盛り上がったりお弟子さんの話になったり。ただ購入にはなかなか踏み切れず...。お値段がちょっとお高めなのでポンっと買える感じでもなく。1日に2機しか作れないらしいので無理はありませんね。相当悩みましたけど。

夜は20:45までとされる各ショップの営業時間ですが、まだ4軒目のこの時点で残すところ30分ほど。急いで他のショップにも目を通しました。中にはちょっとしたカフェのようなものもある感じでしたから時間に余裕のある時にはゆっくりショッピングが楽しめそうです。

これにて富良野1日目のスケジュール終了。この後再びペンションに戻って写真の現像作業を始めました。

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