Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

カー・マガジン・ウィークエンド・ミーティング2019 春 in 大磯(4)

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All Photo by inos

このシルエットだけでこの車が何なのかピンと来る人はそれなりに旧車好きなんじゃないでしょうか?イタリアのイセッタですね。

調べてみたところ1958年までしか製造されていなかったようですから一番新しくても60年前の車ということになります。この車は博物館から出てきたのでしょうか...そう思えるくらい綺麗でした。勿論フルレストアでしょうけれどそれにしても新車のような。撮影時の露出と光の方向の違いで上の写真と下の写真はだいぶ色合いが違いますが、実際は下の写真のような少し朱色寄りの赤でした。でも上の写真見たいな深い赤も重厚感があって良いかもですね。

そりゃ振り向きますとも。特にそういう乗り物が好きな子供ならぜったい好物なハズ。しかし少年よ、この車にはどうやって乗り込むか分かるかい? ドアらしいドアは見当たらないぞよ。

そう、イセッタには左右のドアは無くフロントのドアを開けて乗り込みます。車がちょうどお面をかぶっているイメージですかね。カパッと左びらきで大胆に! 一応バックギアもあるみたいなので縦列駐車の狭い隙間に横向きでお尻から突っ込んでフロントドアから出てくるなんて使い方も出来そう。日本じゃ縦列駐車に横向きで駐める事は許されていないようですけどヨーロッパじゃOKらしいですからね。SMARTに乗っていた時に学びました。

イセッタはイタリア?の古い3輪車...と思ったら大間違い。これ4輪車ですから!冷静に考えるとリアをそんなに絞る必要があったのか?という疑問はありますけどね。前面投影面積がめちゃめちゃ大きいのに空気抵抗に左右されないリアは小さいという不思議なエアロダイナミクス。いいんです、こういう車は現代において癒し効果が最大の存在意義ですから。

最後に、駐車場に停めておいた愛車MINIと知人のNEW MINI。この後お互いの車を最短コースで試乗となったわけですが、NEW MINIの快適さったら驚きますね。Cooper Sですから尚更ですがこれはお洒落さと実用性を謳い文句に家族を説得し易いスポーツカー。

いえ、確かに普段動きのゆるいClassic MINIに乗っているので私の感度が敏感すぎるというのもありますが、現代のスポーツカーの仕上がりは凄いと思います。チューニングして無理やりパワーを引き出している感じが微塵も感じないNAみたいにスムーズなターボ。さすがはメーカーが時間をかけて設計しているだけあります。足は硬めと言っていましたが、クルマ好きが運転している分には心地よく。

車イベントって結局人の車から刺激を受けて懐が緩みやすい危ない集会と感じます...。

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