秋はリンゴのシーズンだというのに、アメリカのAppleさんは季節を問わず最近元気が無いように見えますね。私は特別Appleさんに思い入れがあるわけではありませんし、増して信者と呼ばれるようなファンではありませんが、気がつけば身の周りにいくつかのApple製品がありました。と言ってもMac Book Pro、iPhone、iPodくらいのものですが。
少なくともここ10年くらいのAppleさんはリリースするものの多くが魅力的で、発表のある深夜(現地時間の朝)を楽しみに毎回夜更かしをしたものですが、昨年くらいから何故かそんなふうに追いかける事が無くなりました。正式発表より前にあちこちからリーク情報が出てくる事も原因の一つだとは思いますが、やはり根本的な所でワクワクが薄れているのでしょう。
これはAppleさんに限った事ではなく家電メーカー全般に言える事ですが、メーカーは消費者が次に欲しがっているモノがもう分からなくなっているのではないでしょうか? 逆に言うと私達が想像する欲しいモノってもう大抵手にしていたり形になっていたりするのではないでしょうか?
昔なら、冷たいご飯を暖めるために頭の良い人が知恵を絞って電子レンジを開発した。人の足では無理な所まで楽に移動出来るように車を造った。それって目標というか目的が先にあって必要な技術を出し合ったのだと思うのです。でも今は、昨年のモデルより2倍速度が上がりました!とか、過去最高に薄くなりました!とかいう声は聞こえてくるけれど、モノの本質は変わっていないように思います。電子レンジに例えたら去年の半分の時間で暖まります!と言っているようなもので、確かにそれを便利と感じる人はいると思いますが、短時間で暖めたいと思っている人はそう多くない...。そりゃ、今まで1時間掛かっていたのが30分になるなら大分違いますが、1分が30秒になる程度なら買い替える必要もなく1分待ちますよ...。
上手く言えませんが、今大手メーカーが鎬を削っているところってちょっと焦点がズレているというか必ずしも消費者が求めているものではないと感じてしまいます。そういう意味では近年世界的に流行のクラウドファンディングによる個人開発商品のほうが数倍面白いと感じています。「そうそうこういうの欲しいよね!」という具合に消費者の気持ちをそのまま形にしたようなプロダクツが多いです。
大きな企業が急に倒れたり、小さな個人が急に立ち上がったり、分からない世の中になってきました。ただ一つ言えるのは、良いと思えるものを世に広める事が一個人でも出来る素晴らしい時代だという事。
こんにちは。
しばらく心臓が止まってたので、あまり書き込みが出来ませんでしたが、
めでたく昨日から動き始めました。
私は中学校の頃からSONYの信者で、ラジカセやテレビなど、
映像や音響関係の家電を揃えてました。
おそらく、新しい技術があったからだと思います。
昔は技術開発が盛んで、まだ発展途上だったんでしょうね。
不便な問題がいっぱいあって、それを何とかしようと思う取り組みがよかったんだと思います。
今は便利になりすぎて不便もないし、物が安いから壊れたら買い換えるのが一般的な考えです。
直して使おうとしないから次の改善に繋がらないんだと思います。
情報が溢れて、みんなが頭でっかちになってる一方で、開発が頓挫する仕組みに見えます。
インターネットを批判するつもりはないですが、情報が簡単に入手出来るようになって、
本(活字)を読まなくなったのも、考える(想像する)力がなくなった原因だと思います。
Thunderbirdさん
こんにちは。
私もここのところ心臓が止ってしまうんじゃないかと思うくらい
激しい毎日を送っております。。
私もSONYへの憧れが強かったですね。
それこそウォークマンとか欲しかったですが高くて買えなくて、
AIWAの安いものを使ってしました。
おっしゃるとおり、インターネットで容易く情報収集が出来るようになったせいで、
便利にはなりましたが、それ故、知った気になってしまうところはありますよね。
計算をするなら電卓を叩けば直ぐに答えが出てくるように、ネットに頼れば簡単に情報がみつかる。
でもそこで手に入るのは既存の情報であって、まだ見ぬ新しい発想はどこにも落ちていませんよね。
自分がどう思うか、何を考えたのか、そんな基本的な事が
我々には欠けているのかな?そんな事を考えます。