先日井の頭公園で見知らぬ大道芸人さんがパフォーマンスをしていました。

見知らぬ．．．と書いたのには意味があって、他の公園はどうか知りませんが、井の頭公園にいる大道芸人さんはそのほとんどが常連さん。いつもほぼ同じ場所で同じ人がパフォーマンスしているのです。しかしたまには新しい顔も訪れるのでしょう。初めて見る芸が沢山あって結構楽しませてくれました。

中でも印象に残ったのはスプーン曲げ。嘗てユリゲラーが世界を騒がせたあの技が今や井の頭公園で見られるのです．．．。テレビのマジック番組を見ているとスプーンやフォークをいとも簡単に曲げている映像がありますが、あれはいったいどうやっているのでしょうね？ 特に力を入れている様子もなく指先で軽くこすっているだけで曲がっていく．．．。21世紀の今でも不思議です。特に今回大道芸人さんがやっていたのはフォークを指で触れずに折ってしまうというもの．．．。ますます不思議です。勿論見事に折れました。

ちなみに、10年以上前の事だと思いますが、ミスターマリックさんが、同じようにスプーン曲げをしていましたが、その方法は ”超能力者” と呼ばれるような人達とはちょっとやり方が違っていて、左手でスプーンの首の辺りを持ち、右手でスプーンの先を軽くつまんで、大きな声で「曲がれ！」と叫びながら軽く右手を手前に引くというもの。テレビを見ている方もご一緒に！とか言われるんで私もまさかと思ってやったらいとも簡単に曲がりましたね。その後何度かやってみて分かったのですが、コツは、大きな声で「曲がれ！」と叫ぶ事で、叫ばないと曲がらなかったです。多分、人間が大きな声で叫ぶ行為は想像以上に体全体に力が入っているようで、それが指先の力として集中するのでしょうね。

しかし今回目の前で見た大道芸人さんは片手でフォークの端を持ち、ブラブラしているだけでフォークの首がポキッと折れて真っ二つでしたからね。あれも何か仕掛けはあるんでしょうが．．．。