Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

一番高い所にいて、それでも尚上を見たいと思った

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All Photo by inos

diary4727

富士山に登るにあたってどうしてもやりたかった事。それがこの星の写真を撮る事でした。日本一高い所だからこそ、日本一奇麗な天体写真が撮れる場所。そう、街の明かりとは無縁で尚且つ空気が汚れていませんから天体観測には最適なのです。

とは言え、俄登山者の私ですから大きな三脚を担いで登れるはずもなく、ポケットサイズのミニミニ三脚とセルフタイマーで、おおよその方角を定めてノーファインダー撮影。ファインダーなど覗いたところで液晶ディスプレイでは天体なんて見えませんからね、こういうのはいつも使っているレンズで大体どの範囲が写るのかさえ体で覚えておけばOKなのです。

左端に運良く写り込んだ流れ星と、右下に写ったアンドロメダ大星雲(多分)がお気に入りの1枚。さすがに富士山の頂上で撮っただけの事はあり人口光のカブリがゼロです。オリオン大星雲ならもっと色が出たとは思いますけどね。

こういうのを帰宅してから現像したりする作業が21世紀の旅の余韻の楽しみ方とでも言いましょうか。

旅の余韻と言えば、いつもはトレンクルに装着しているGARMIN Edge800を胸ポケットに入れ、登山ルートのすべてのログを記録していましたので、そのデータをrubi Track に取り込んでみました。実際どこをどう歩いて、どれくらいのペースで進み、標高はどれくらいあったのか、事細かく表示できます。短い時は1秒間隔で記録されていますから詳細な行動記録から簡単に当日の動きを振り返る事が出来ます。

このデータを見る限り、昨日デバイスを見ながら歩いていた時には剣が峰で3775mしか確認できていませんでしたが、こうして後からログを見直してみるとちゃんと3776mという値が残っていました。それから移動のペースを下のグラフで見てみると、前半の上りは時速2km/hに満たないところが多いですね。それだけきつかったという事で、逆に下りの早い事...。今さらながら登頂の実感が湧いてきますね。

diary4728

コメント

  • Comments ( 2 )
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  1. はぁ~、ため息が出てしまいますね。なんて数の星でしょう。
    実際の肉眼でも相当の星が見えたのでしょうか?セルフタイマーとなるとシャッタースピードも15秒くらいですか?(いや、DP1だと15秒が限界だった気がしまして・・・)。
    うーん、本当に羨ましい、羨ましい限りです。

    しかしinoさんのサイトにはいつも励まされますよ。ちゃんと毎日更新されているので私的にモチベーションを上げる事が出来るのです。助かっております(勝手にですがw)

  2. 肉眼ではここまでは見えなかったですね。これは写真だけがなせる技とでも言いましょうか、暗いものでも時間をかければこれだけ写るって事ですね。逆に「何等星..」といった明るさの区別はつきにくくなりますね。星座を撮りたいってほうが難しいですよね。いったいどれがさそり座?みたいになっちゃいますから。

    今回はシャッタースピード20秒です。35mmレンズでこれ以上になるとどうしても星が流れて点に写らなくなってしまいます。今回も拡大してみると少し流れています。本当は20秒でこれくらい明るく撮るにはISO1600くらいが妥当だと思いますが、今回はたまたま流れ星が入ったこのショットがお気に入りだったのでISO400で撮ったものをRAW現像で2段増感しています。そうすると計算上はISO1600で撮った事になります。(厳密には全く同じじゃないですが)ちゃんと1600で撮ったショットもあるんですけどね。流れ星はこれ1枚でした!

    フィルム時代はこうした長時間露光には相反則不軌なんて難しい事を考える必要がありましたが、デジタルは便利ですね。その代わりデジタルの場合はセンサー熱との戦いと言われますけど。だから星を撮るなら寒い時期が最適だったり...。

    毎日の更新はもう日課なので、歯磨きをするようなものですねw。pro-fitさんも最近はほとんど毎日の更新と見受けられますが。。。私のようなサイトで励まされるなんて言われた事ありませんよ。嬉しいお言葉ありがとうございます。

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