スマートフォンに飛んでくるニュースというのは、テレビや新聞に比べると閉鎖的で、どちらかと言うと ”取りに行く” というインターネットの情報取得スタイルを良くも悪くも引き継いでいて、それが注目記事を自動的にピックアップしてくれるようなアプリだったとしても、自分が興味を持った項目まで読み飛ばしてしまえる理由は、やはり無限に近い情報量と、時間的制約が無いからだと思います。それが新聞なら興味のある記事だけしか読まなければ直ぐに読み終えてしまいますし、テレビだったら放送時間を過ぎれば興味に関係ない情報も流れてきます。

ところでそんなインターネットで面白い記事を目にしました。「クリエイティブ」を題材にしていて、それは「作る」が半分、もう半分は「出来た」なのだと述べられていました。こと芸術と名のつくようなものは少なからずその法則に当てはまっていて、能動的、意図的に想像した形に近づけていく一方で、偶然の閃きや出会いもまたその形の一部を担っており、それを楽曲や野菜も同様．．．と例えていたのが印象的でした。写真をやっているとこの考え方はドンピシャに当てはまるので凄く親近感の湧く記事だったのです。

こう考えてみるとスマートフォンのニュースアプリもまんざらじゃないって事ですか．．．。