Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

晩秋の京都を歩く(1)

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All Photo by inos

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仕事でない朝はちゃんと目が覚めるのが不思議です。今日は意気込んで京都観光。2012年にも一度この街をレンタサイクルで巡っているのですが、その時は時間の都合でどうしても行けなかった嵐山に今回照準を定めました。

とは言え私の嵐山に関する予備知識と言ったら、大きな川に長く真直ぐな橋が架かっているという事と、長渕剛デビュー当時の歌に「雨の嵐山」というタイトルがあった事くらい。何せ昨日までは嵐山という名のスポット的な観光地だと思っていましたからね。聞けば嵐山というのはこの辺り一帯の地名で、そこにいくつかの有名観光スポットが点在している...という事のようで。ホテルのフロントでいろいろ教えてもらったわけであります。中でも外せないのが世界遺産でもある「天龍寺」、私でも写真で見た事があった橋「渡月橋」、時々パンフレットなどで見る事のある「竹林の道」だそうです。

今日はレンタサイクルではなく電車を利用してスピーディーに移動。JRなら京都駅から約20分で嵯峨嵐山駅に到着します。まずは天龍寺から。

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9時半だというのにもう結構沢山の観光客が訪れていて驚きました。桜のシーズンと紅葉シーズンはものすごい人でごった返すそうです。そのうち3〜4割くらいは外人さんのように見えましたね。どなたか知りませんが早速ベンチに忘れていった京都観光の本。朝一で失ってしまったらその後の行動が困りそうなものですが、流石にこうなってしまってはもはや誰のものか探す手段もなく...。もしかすると忘れた事に気がついて戻ってくる可能性もあるかと思いそっとしておきました。

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この時期は紅葉が綺麗だと聞いていましたし、お寺の入り口には「紅葉・盛りすぎ」と意味深な事が書かれていたため意識の大半は葉っぱの色づきに集中していて、良く考えたらこのお寺の見どころはどこなのかさえ知らぬまま園内を歩いておりました。多くの人がベンチに腰掛けボーッと庭を眺めていますし写真を撮っている人を見ても紅葉か庭にレンズを向けていますし。

庭園内は結構長い距離を歩けるようにルートが作られておりあちこちが綺麗にまとまっているので、きっと庭園全体がこのお寺の特徴なんだろう...くらいに捕えて全体をまんべんなく見てきました。しかし今夜なって東京に戻り初めて知った事実。品川駅構内にデカデカとこの天龍寺の池の写真が飾られていました。あの有名な「そうだ、京都行こう!」のポスターとして。

つまりこのお寺の有名どころは庭園である事は間違いないですが目の前に広がる池の美しさ!そんなところにあるみたいですね。確かにベンチに座っていた沢山の人の目の前には池が広がっておりました...。まあ思いつきの観光なんてそんなもんですよね、予備知識ゼロですから。またいつか訪れる時には多少意識も変わっている事でしょう。

私的に結構好きだったのは諸堂から見る庭園の雰囲気。障子の向こうに広がる景色の落ち着きと来たらもう...。実際は観光客がひっきりなしに通るので全然気が休まらないのですが、平日だったらかなり良さそうです。

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