昨日取り付けたオフセットブレーキシュー。今回の事件の教訓から、トレンクルとALHONGAブレーキアーチの組み合わせには必需品と言っても過言ではないでしょう。リアはクリアランスもそこそこですが、フロントには取り付けておいたほうが安全です。
1,2枚目の写真では左側がオフセットブレーキシュー、右側がSHIMANO製ブレーキシュー。正確に言うとここにはブレーキのゴムブロックが含まれませんからブレーキシューケースと言っておきます。ケースのみ購入し、SHIMANO製のゴムを入れる…という流れです。
さて、それぞれのケースを比較すると、SHIMANO製はブレーキアーチに固定するアーム取り付け位置とブレーキシュー固定位置が同じ軸にあるのに対し、オフセットシューケースはシュー固定位置よりもかなり上方にアーチ固定位置があるのがわかります。このオフセット量は約5mmです。これにより、アーチ先端から最大5mm下がった位置にシューを固定できる計算ですから、私のトレンクルにはジャストフィットとなります。
ただ問題が無いわけではありません。このオフセットブレーキシューケース、BOMAというメーカーのものですが、強度的安全を見越してのことかアルミ削り出しのボディが全体的に肉付きたっぷりで、特にアーム取り付け位置の内側も角張った形状ですから、トレンクルのドーナツみたいに膨らんだタイヤだとこの角が接触する可能性があります。このままではオフセットシューケースに変更したにもかかわらずタイヤへのダメージが心配ですから、タイヤに接触しそうなケース上部をテーパー状に削ります。棒ヤスリだけでこれだけ削るのは結構しびれます．．．。仕上げは2,000番位のサンドペーパーで綺麗なヘアラインになります。
これにてトレンクルのブレーキは完全対策済み。
