Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

悩みはすぐに解決する

By
All Photo by inos

明日の日曜日には晴天が望めないと聞いていたし、第一私は仕事だからして、トレンクルで遊びに行くなら今日しかないと判断。井の頭公園方面なら昼過ぎからの行動でも十分な時間配分。

ここのところ東京の週末は気温こそ低いものの雨ばかりでしたから皆考える事は同じですね。公園には沢山の人々が押し寄せていて、いつになく大道芸人の人達の技にも力が入っているように見えました。ゴム手袋を風船のように膨らませて割る...というのをテレビで見た事がありましたが、実際に目の前でその姿を見ると、その技よりも人間の肺への負担のほうが心配になりました。

とまあ、その辺りまではご機嫌な週末だったのですが、事件はその直後に起こりました。公園内を歩く人々を避けるようにゆっくりとしたペースで走っていたトレンクル。しかしブレーキをかけた途端に ”パーンッ” という激しい音が発生。同時にフロントタイヤがぺちゃんこになりました。周囲の人々は何事かという驚きの表情で振り返っていました。一番驚いたのはこの私なのですが。

原因は何となく予想が付きましたが、念のためタイヤ周りを確認して見ると案の定大きな穴が開いていました。これはパンクではなくバーストです。私のトレンクルは後付けでALHONGAのダブルピボット式ブレーキアーチに変更し制動力を高めているのですが、このブレーキアーチはトレンクル専用というわけではありませんからリーチがギリギリ。本来、自転車のブレーキはホイール(リム)を挟み込んで制動力を働かせるわけですが、ブレーキアーチの長さが短いとリムだけでなくタイヤにも接触する事があります。ゴムのタイヤをゴムのブレーキシューが凄い力で押さえつけますから一瞬で高温になりタイヤとチューブを裂いてバーストしたというわけです。ぺちゃんこになったタイヤにはブレーキシューと擦れた真っ黒な痕跡が残り、通常のパンクと違いチューブも1cm弱裂けていました。

今回はスピードが出ていなくて幸いでしたが、これが30km/h走行時だったら大事故になっていたかも知れません。トレンクルを押しながらしばらくそんな事を考えていました。

時間が過ぎて段々冷静に判断出来るようになってきて、さて、これからどうしよう...と現実を見つめて見ました。このままトレンクルを押して自宅まで帰るには距離がありすぎますし、かといって近所の自転車屋を見つけたところで、今回のケースではチューブとタイヤを同時交換(再利用不可能)ですから修理が出来ません。直感的に浮かぶのはやはり ”和田サイクル” の存在。GARMIN Edge 205のGPSで和田サイクルをセットして見るとその距離直線で3km...。歩きました。

和田サイクルなら間違いなくトレンクル用のチューブとタイヤがセットで手に入ります。お店は混雑していてとてもパンク修理などやっている暇はなさそうでしたが、工具を貸してもらえば自分で対応出来ます。私もトレンクルのタイヤ&チューブ交換にはもう慣れましたから、ものの15分で作業完了。しかし、そのままでは根本的な解決にはなりません。ブレーキシューとタイヤとのクリアランスを何とかしない事にはすぐに再発します。でも、やはりそこは天下の ”和田サイクル” です。ちょっと相談してみたら、「オフセットシューにしてみたら」とあっさり解決策が返ってきました。ブレーキアーチが短いなら、シューをオフセットして取り付ければ良いと言う事。なるほど。そして勿論在庫有り!

ただ、ここで1つ問題が...。私は自転車に乗って近場をポタリングする時には普段の財布では無く、小型の小銭入れしか持って行きません。以前ポタリング中に財布を落とした経緯が有り、その教訓から ”落としても諦めが付く金額” しか持って行かないのです。勿論カードなんてもっての他。したがって今日もその中に入っていたお金は3,000円ちょっと。どう考えても足りないですね。しかしその点も和田サイクルが協力してくださって、「お金は後日振り込みでもいいよ」と。なんて良心的なんでしょう。

おかげさまでバーストしたタイヤも新品になり、ブレーキもオフセットシューに変更され、なんだか行きよりも帰りのほうが軽快に走れているような錯覚すら覚えました。これで今後は安心して遠出も出来そうです。オフセットシューに関しては後日詳細レポートします。

コメントを残す

*
*
* (公開されません)