Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

昔は違ったなんて言うつもりはありませんが

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All Photo by inos

神奈川県の中学校で給食の食べ残しについて異常事態が続いているとTVニュースで特集されていました。

WEBにも写真が掲載されるなど事態は深刻なようで、酷い時は出された給食の半分以上が残されているのだそうです。生徒に理由を聞くと「味や見た目が悪い」という意見が大半のようで、簡単に言うと 「まずい」 という事のようです。

一般的に学校給食というのは味よりも栄養バランスを第一に考え、親御さんへの金銭的負担を減らす目的もあるんじゃないかと思います。だから普通に考えてそこに ”美味” を求めるのは少し無理があると言うか限度があるのも事実ですよね。

まあ今回のケースはもしかするとメニューそのものや調理法などにも原因があるのかもしれませんが、とは言え ”食べられないほど不味い” って物がそんなに毎日続きますかね? 美味しいか美味しくないかで言ったら美味しくないというものはあると思いますが、口に運べないほど不味いものってそうそう無いと思うのです。中学生という多感な時期を考えると、誰かが「不味い!」と言い始めると、それほどでも無い人まで食べにくくなる...という空気になってしまっているような気がしてなりませんね。

昔と違って今は給食を食べ終わるまで遊びに行ってはいけなくて、掃除の時間まで食べ続けるなんて事はないようですが、それにしても30人のクラスで完食した人が1人って聞くと確かに異常事態ですよね。そしてきっとその対策としては、子供達に残さず食べる事を教えるのではなく、どうにか食べてもらえるようメニューを検討するとか、 場合によっては給食を廃止してお弁当を持参するような方向に大人が変えていくのでしょう。なんだか腑に落ちない点が多いです。

奇麗事と言われるかもしれませんが、食べたくても食べられない国の子供達が沢山いるというのに、不味いから食べたくない!なんて言っていられる私達は、空から降ってくるミサイルを心配する以外にも考えを改めないといけない事があるような気がします。

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