書の彫刻と呼ばれるものの存在を知っていたのは少し前にテレビで紫舟さんという書道家について特集されていたから。

達筆な字を書く．．．というだけでなく、この方の書いた文字は文字そのものが意味を表現しているようなそんな存在感があります。仮に読めない漢字だったとしても書かれた文字からまるで意味が想像できるかのように。「空」も「心」も良いですね。

他のどこでも見たことがない紫舟さんの作品としては1枚目2枚目の写真にあるような「書の彫刻」。ついに文字は平面から立体になった！というかつてないインパクト。2次元の文字をどうやって3次元化するかは不明ですが、おそらく鋳造で、砂に金属を流し込んでこの形にするのだと思います。とても存在感があります。

 

以前テレビで放送されていたものがまさにこの立体文字で、実物を見てみたいと思っていたところ表参道ヒルズ内に展示されていたので写真に撮らせていただきました。一般的にこうした芸術品は写真撮影禁止だったりすることが多いですがここはインスタ掲載などもOKしておりました。

3次元の表現にインパクトがありすぎて他の印象が薄れがちですが、入手しやすい価格設定のポストカードなどにもとても魅力的なものが多かったです。文字だけでこんなに表情豊かな表現ができるものなのだと驚かされます。