Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

元気はすぐそこだが、体内は思ったより重症だった

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All Photo by inos

明日からゴールデンウィーク後半の始まり。真ん中の2日をお休みにして9連休とした人も、きっちり仕事をこなして飛び石となった人も、明日からカウントすれば皆同じ残り日数のハズですが、こうした場合飛び石となった人の方が充実した後半が過ごせるのは不思議ですよね。9連休の場合は「あと4日で休みが終わっちゃう」、飛び石になった人は「明日から4連休だ〜」単なる気持ちの問題ですけど。

そんな明るく浮かれた気分のゴールデンウィークに当ブログは連日私の近況報告ばかりでちょっと面白くないかも知れませんが、その日その時の自分を有りのままに残しておく事をモットーとした生活ブログという位置づけですので何とぞご理解くださいませ。

今朝は5時半起床! というか数日間寝込んでいる為朝も夜もよく分からなくなっているだけですが、7時受付開始の先日の病院へ。診察が始まるのは9時なのでそれまではソファーに座ってじっと人間観察モニタリング! 今日は色んな検査をしました。採血、レントゲン、CT、点滴。実は私自身今回の体調不良が単なる風邪ではなさそうな事は薄々分かっておりました。過去に経験の無い発熱と、薬で抑えようにも暴れながら元に戻ってくるしつこさはもっと深いところに原因があるなと。

数日前に見てくれた先生には「はしかかなぁ〜最近流行っているんだよね」って言われましたが、どう見ても体全体綺麗なものでどこにもブツブツ出来てないでしょ!って突っ込みたかったですが、その時点では風邪との診断。風邪は正しかったんでしょうけれど今になって思えばそれだけじゃなかったという事ですね。今日の検査結果からはっきりしたのは私は風邪から ”肺炎” を誘発しておりました。CTを見る限り左の肺は既に進行しており右の肺にも怪しい影が出始めていました。

まあでも現代の医学では肺炎は恐ろしい病気ではなくなったようですからそれほど驚く事はありませんが、こと私に限っては持病の心臓病との兼ね合いで、ウィルス性の風邪から細菌性の肺炎にステージが上がった事で、私の心臓の弱点とされる細菌感染に間接的に関わってくるのが厄介なのです。ただ一つ救いなのは肺炎は空気感染、心臓は血液感染なので通常はそれらが直接的に影響しあう事は少ないとの事。大学病院側からは、心臓まで菌が届いちゃったら助けられる可能性は50%くらいまで下がりますから!って脅されていますから気は抜けませんが。

医師からの第一声は「本日から入院ですね」でしたが、「いえ、外来治療でなんとか」という私の要望を飲んでくれて本日は帰宅する事が出来ました。心臓周りの治療となると掛かり付けの大学病院があり入院治療はそちらにお任せしているので、肺炎に関しては近所の総合病院の外来治療、経過を見て大学病院で心臓の検査というのが最適解と判断したわけです。

今日は山ほどの薬を手土産に持たされペニシリン系の抗生剤は2種類同時に飲む力技、念のため抗生剤の点滴も打ち、もう耐性出来ちゃってどんな抗生剤も効かないんじゃないか?と思うくらい抗生剤漬け。抗生剤療法って最低でも1週間、出来れば2週間で判断するものらしいですから今日明日元気になったから治った!とは言いきれませんが、少なくともその元気が出てくれば恐らく良い結果に向かうだろうとの医師からのお告げ! 本日の先生はとても説明が上手く言葉に自信があり安心感の有る方でした。

でも本当の ”すご腕医師” はまだ見ぬ電話の向こうにいたというエピソード。

実は今回のこの展開を昨日の時点で既に悟っていたある大学病院のドクターがいました。たぶん今回は両方の病院のお世話になるだろうと準備する書類について問い合わせたところ、現在の状況を1分ほど話しただけなのにそのドクターの反応は「そうですね、紹介状もですけどこれまでの薬の処方の経緯などが分かると有難いです。ただ今聞かせて頂いた話の感じですとまだ内科的な要因も考えられると思うので肺炎の可能性なども含めて明日そちらの病院に行かれるのでしたら聞いてみても良いかも知れませんね。」

顔も知らないこのドクターの言葉に助けられ、実は今日の診察時にさり気なく「肺炎の疑いとかないでしょうかね?」とこちらから検査を希望したのでした。しかしレントゲンもCTも私の体の診察もしていないのに1分の電話だけで肺炎を言い当てたドクター、医療に偶然は無いでしょうから消去法で的確に照準を定めればそのような答えが出てくるのでしょうね。このヒントを貰えていなかったら私は今ごろ ”はしか” 扱いになっていたのかしら...。何はともあれ療養に励みます。

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