Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

Air Qualityスコアをチェックする

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All Photo by inos

先日indiegogoより届いたAtmotube Plus。その後の継続的な使用でバッテリーライフは仕様どおりきっちり7日間使える事が分かり大満足な仕上がり。充電後数時間で空っぽになってしまった初号機は正直プロトタイプだった感は否めず。

クラウドファインディングというのはそういうものですよね。開発者は製品が出来上がる前に出資を募り、そこに一石を投じるのが顧客ですから見方によっては皆で作り上げる!みたいな感覚があります。完成品を見て購入を検討する一般的な製品とは一味違う親近感も楽しめたり。

そんなAtmotube Plus。10日間ほど使ってみた感じでは製品としてかなり完成されてきた印象を受けました。正直温度センサーのレスポンスは1.0の頃のほうが多少早かったようにも感じますが、全体的なバランスは断然Plusが向上しています。

機能としては空気の汚れ具合を表示するVOC、気圧と高度表示、温度湿度表示の3点を2秒間隔で計測しており、本体に多少のメモリーを持っているのか専用スマホアプリと同期した際に過去ログがシンクロする仕組み。勿論アプリ起動中は2秒おきに実データがダイナミックに更新されるため、軽く息を吹きかけたりすれば即座に変化が現れるのが面白いところ。

Air Qualityスコアは初号機よりも敏感になっているのか、100点満点中、東京都内で90を超えることは稀で、空気の澄んだ朝の屋外であれば85程度、締め切った部屋に持ち込めば50~60を示します。また部屋の中でヘアースプレーを使ったり揮発性の薬品などを使うと即座に数値が下がり0点に張り付くことも。これを監視するようになってからは寒くても時々部屋の窓を開けて換気をするようになりました。

空気が汚れた場合はVOC(Volatile Organic Compounds、単位:ppm)が上がっているため上のグラフを見てもppmが上がっていると急激にAir Qualityスコアが下がっているのがわかります。実はこの値、都内某お蕎麦屋さんに入った時の値。一見綺麗に見えるお蕎麦屋さんが実際は過度に空気が汚れているという事実...。

仕事中なども人間は気づかずとも何かのきっかけで急にこのスコアが20前後まで下がる事もあったりして環境の悪さが目に見えて分かるぶんちょっと不安になることもあります。

また、アプリには地図表示もあり、同様のデバイス所有者が共有しているスコアがマップ上にカラー分布でオーバーレイされる仕組み。でもこのスコア自体が地域というよりは置かれた環境に影響されるものですから地図表示はさほど意味を持たないかもしれませんね。それでも空気汚染量の見える化はなかなか面白いです。

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