Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

渋谷に50万人の人生を見る

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All Photo by inos

渋谷のスクランブル交差点は1日に50万人もの人が渡ると言われています。1回の青信号で3,000人とも。流石に3,000人はオーバーにしても、世界からその壮観な光景を一目見ようと外国人観光客がやってくるというのも頷けなくはありません。

若者の街 ”渋谷”。ハチ公前あたりは以前にも増して沢山の人でごった返している気がします。もちろん年配の方も沢山いますが割合で言ったら10代20代が圧倒的多数でしょう。ただいつも思うのです、いったいその中でどれだけの人が今に満足して生きているだろうと。いえ、急に重たい話をしようというつもりはないのですが、素朴な疑問として、心底今の自分の生活環境に満足しているとしたらこの街に来るだろうか?と。

渋谷や原宿といった若者が集う街は、どちらかというと何かに満足している人が来るというより、何かを求めて集まってくる場所のように見えなくもないのです。地位も名誉もお金も友達も家族も自分を取り巻く環境の全てに満たされることなど無いのでしょうが、仮にそんな人がいたとしたら見知らぬもの同士がすれ違う窮屈なこの街にわざわざ来る理由も見つからない気がします。

全てに満たされた人生など面白いはずがない。人は不自由さの中にいて初めて自由を知る。ここにはそれを知っている人が1日50万人も集まってきているということになります。

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