明けましておめでとうございます。と言って始まった2023年は朝9時半を過ぎてからののんびりスタート。

「初詣に行くならこれまで行ったことのない所が良いね？」なんて言いながら候補に上がったのは、浅草寺、川崎大師、鶴岡八幡宮あたりだったけれど、電車ではなく車でぷぃーっと行けて現地で駐車場に困らない場所の方が良いだろうという理由から、今年は栃木県の佐野厄よけ大師に決定。

佐野厄よけ大師って関東だとこの時期によくTV-CMで耳にするので一度行ってみたいと思っていたんですよね。

駐車場はネット情報のとおり無料で利用でき、そこから歩いて2分ほどでご覧の出店が並ぶ賑わいの中に突入していきます。初詣ってお参りをする事もさることながらこの出店が楽しいんですよね。

初詣参拝のためにはまず佐野厄よけ大師の敷地に入る以前に道路沿いを300メートルくらい続く行列に並び30分くらい忍耐強く入場の時を待ちます。まあ出店を目の前に徐々に列が進んでいく感じなので退屈はしませんが、悪天候で北風が強かったりしたらちょっと大変ですね。

そしてようやく敷地内に入れたかと思うと上の写真の通り、ここからまた長蛇の列が続きます。我々はもうこれを見た段階で断念。この列の一番後ろから参拝の順番が来るまでいったい何時間かかるんだ？って感じで。

栃木まで行ったのに結局参拝はせず、おみくじとお守りを買って帰りました．．．。

出店の中に見つけた七味唐辛子のお店。ここの横を歩いて通り過ぎようとしたところ何やら人だかりが出来ていたので我々もちょっと覗いてみると、購入の順番を待つ見知らぬおじさんが「ここのを食べたら他のは食べられないよ」と情報をくれました。

その時は他にお客さんも多く、購入するにしても随分時間がかかりそうでしたから他のお店を見てから再び訪れてみると今度は現実的なお客さんの数で我々でも購入できそうでしたのでじゃあ一つ買ってみるか！と決意したのでした。

七味唐辛子と言ってもただ既製品を売っているわけではなく、目の前でお好みの調合をしてくれるので辛さなどを指定することができます。我々の前で購入していたお客さんは調合違いで5袋くらい注文していましたね。

激辛はハバネロ入りも可能なようでお店のおばちゃんは「人間が食べるものじゃないよ」みたいな表現をしていました。普通そんな辛さの七味は入手困難でしょうから、辛いものが好きな人にとってもこうした販売方法は有難いのでしょうね。

我々が購入の順番を待っている間、前のお客さんが教えてくれた情報によれば「ニンニク入り七味が美味しい」との事。それを証明するように、なんと毎年ここで大量の七味を購入しているんだとか！ 心の中で突っ込みたかったのは「5袋も買うのに1年で消費できるの？」という点。まあそれくらい美味しいという事なんでしょうね。

それを聞いたらなんだかニンニク入り七味も味わってみたくなりましたが、我々が予定していたのは柚子入り七味のほう．．．。結局両方購入してしまいました。なんたって調合してくれているその場で既に良い香りがしてきて食べる以前に美味しさが伝わってきたから。

今はまだ私の体からコロナが抜けきっていないのか味覚や嗅覚が完全に戻っていませんから味に関して正しい判断が出来ませんが、いずれこの七味をたっぷりかけてその風味を楽しんでみたいですね。

”やげん堀” というこのお店、調べてみると東京浅草に本店があるそうです。