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1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

Leofotoマジックアームを汎用タイプに加工

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All Photo by inos

LeofotoのマジックアームAM-6KITの三脚側取り付けネジは一般的な1/4インチネジ(通称細ネジ)の他、3/8インチネジ(通称太ネジ)の2種類に対応しています。一般的なイモネジタイプの1/4→3/8変換ではなくこのアーム専用のアダプターヘッドが付属しており、このアダプターごと交換することで両規格に対応しているというわけです。

しかし3/8インチネジ規格というのは撮影機材としては一般的なものの、このアダプターヘッドの形状はLeofoto三脚のアクセサリーソケット専用に設計されており、他メーカーの三脚との相性は良くありません。私はBENRO製三脚を愛用していますのでこのまま使うには少々不便、そこでアダプターの一部を加工することにしました。

アダプターは同じものが2個付属してきますので加工するのはそのうちの1個だけ。上の写真の左側がLeofotoオリジナル形状。ネジの両脇にアダプターの突起があるのが分かります。これにて撮影中にネジが緩んでもアームが不意に回転してしまうのを防ぐ役割を果たしているわけです。しかし他社製三脚に装着するにはこの突起が邪魔でネジが奥まで使えません。削りましょう!

上の写真の右側が加工したアダプターヘッド。ネジ周辺はできるだけ分解して平面研磨を実施。手研ぎですが機械精度並みに丁寧に!

アダプターヘッドは三脚に接する面が平になれば運用上は何ら問題ないのでそれで完成でも良いのですが、せっかく綺麗に磨きましたし、使用を重ねる事で三脚とヘッドの両方に傷が増えていくのも嫌なので、接触面にゴムシートを貼ることにしました。ちょうど雲台のカメラプレートにゴムやコルクが貼られているようなイメージで。

素材は色々悩みましたが、家具や家電製品の足に貼り付けるゴムシートを流用。ただし厚みは1mm以下。これが厚すぎるとヘッドの突起部分を削り落とした意味がなくなってしまいますからね。ノギスで計測したところ、3/8インチのネジが通る穴はR5、アダプターヘッド外周はR12.5で切断するとドンピシャのサイズ。

円の両端を切り落として貼り付ければご覧の通り。ぱっと見はDIYとは思えないクオリティに仕上がりました。これにて汎用三脚にこのアームを取り付ける事が出来るようになりましたし、もしこの先同Leofotoの三脚に取り付ける機会があれば、付属してきたもう一つのヘッドに付け替えれば純正形状を活かした運用にも対応できます。

実際BENRO三脚に組み合わせたのがこちら。異なるメーカーのオプション品を組み合わせているようには見えないでしょう?

ただし貼り付けたゴムシートはアームの向きを変更したり、取り付けと取り外しを繰り返していたら剥がれてきてしまいました。むしろゴムシートは無い方が遊びも少なくしっかり固定できる...。結果的に剥がしてしまいました!

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