我が家から程近い東京都東村山市には北山公園という花菖蒲の名所があります。まあそういう情報は私ではなく奥さんがあらかじめ下調べしておいてくれるので、私はハンドルを握ってナビ案内のままに向かうだけなのですけれど。

6月はちょうどその菖蒲の花が満開になるとあって東村山菖蒲祭りが開催されました。過去形なのは6月18日をもって終了しているためです。（本日掲載の写真は全て昨日撮影したものです）

約600種、8,000株、10万本をキーワードに開催されるこのお祭り、周辺には屋台なども出てなかなかの盛り上がりである事は間違いないのですが、この日はこの夏最高気温をマークしたとあって、木道を歩いているだけでもジリジリと焼けるような暑さで、じっくり花を見ている余裕はありませんでした。

菖蒲ってこうして見るとなんだか田んぼの中に花が咲いているみたいですね。

菖蒲（ショウブ）と言えば真っ先に思いつくのがお風呂に入れるあのショウブ。現代の人は知らない人も多いかもしれませんが、昔は銭湯に行くと菖蒲の葉がたくさん放り込まれている湯船がありましたよね。

しかしここで一つ疑問が湧くわけです。ショウブの花ってアヤメの花によく似ていますよね？ 花だけでなく葉っぱも含めての話ですが。よくよく調べてみると漢字も菖蒲（ショウブ）と菖蒲（アヤメ）は全く同じらしいじゃないですか！ そりゃ誰だってこんがらがりますね。ショウブはショウブ科でアヤメはアヤメ科らしいですが結局何が違うの？ という．．．。

残念ながら詳細までは私も調べておりません。しかし私が子供の頃に見てきたアヤメよりもここで見たショウブの方が明るく軽やかなカラーが多かったように感じました。アジサイみたいに現代版の品種改良かもしれませんが。

カラフルといえばこちらには沢山の風鈴が会場入り口付近にぶら下がっておりました。全部で100個以上はあったと思いますが、これらが風に揺られ一斉に音を立てるとそりゃもう爽快な合唱となるわけで。季節外れの高い気温と相まって、夏先取りな空間が広がっておりました。