春の到来とともに一足先に咲き始める梅の花が季節を追いかけるように咲く桜にその座を簡単に奪われてしまうのは、やはり桜という花が日本人にとって特別な意味や役割を持っていて、見た目にも優しさが感じられる点は間違いないと思いますが、私個人的にはこちらの桃の花も梅や桜と肩を並べる魅力的な花だと思っています。

この週末、ドライブ中に道端で販売されているのを見つけそっこーで購入した破格の桃の花。先日購入したばかりの花瓶と組み合わせてみたところ何とも個性的な飾り付けが出来ました。

桃の花の最大の魅力は1本の木に異なる色の花がミックスで咲くところ。ソメイヨシノのような淡いピンクの中に一際目立つショッキングピンクが点在するという、同じベクトルながら色の濃さの違いによるコンビネーションなので大変相性が良いのです。

これが梅の花だとこうはいきませんよね。そもそも1本の木で2色の花が咲くことはまずありませんし、仮に異なる2本の木を組み合わせるにしても白とピンクだったりするのでお互いの色馴染みがちょっと悪い気がして。桃はそこんとこ絶妙です。