Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

自分へのプレゼントを探していたのでしょうか

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All Photo by inos

毎年の事ながら、この時期になると来年のカレンダー選びに戸惑います。

実は我が家のカレンダーは2009年から更新されていません。2010年も2011年も購入しなかったという事です。私にとってカレンダーは1年契約の芸術家選びみないなもので、壁に掛ける作品という位置付けです。どちらかというと、そこにレイアウトされた日にちや曜日はオマケみたいなものです。

先日、仕事仲間とカレンダーについて話した時、カレンダーは予定を書き込むものだから書き込みスペースが重要なのだという事を聞いて驚いてしまいました。私の人生を振り返った時、カレンダーに文字を書き込むという行為をした事が無かったのです。それが実家である長野の家族の文化でした。母親などは忘れてはいけない事をカレンダーではなくメモ用紙に書き込んでいたのを見た事があります。考えてみれば私自身もよくそれで予定を忘れる事なくこなしてきたものだと感心してしまいますが、パソコンでスケジュール管理をする今となっては尚更カレンダーへの書き込みは無いですね。ですからこれからも私にとってのカレンダーは月めくりの芸術作品になってしまいます。

それならば、見栄えのする写真で構成されるようなカレンダーがあれば良いのですが、これがなかなか良いものが見つかりません。世界の観光地を撮ったような風景にはあまり興味がありませんし、動物や植物というのもピンと来ません。私の好きなドキュメンタリータッチなモノクロ写真が並んでいればグッと来るのでしょうけれど、まさか戦場を写したような写真がカレンダーとして発売されるはずもなく...。そんな中、LeicaとMAGNUM Photoのコラボレーションで作られたカレンダーがあって、憧れのElliott Erwittの写真なども使われていてちょっと気になっています。

今日、新宿のマップカメラで、Rollei35について店員さんと話している女の子を見ました。どうやら今使っている一眼レフカメラは大き過ぎて、小さくて持ち歩き易いカメラが欲しいらしく、Rollei35の事は良く知らないようでしたが、見た目の可愛さでまず手に取って見て説明を受けていたのでしょう。今ならそれより小さなデジタルカメラが安価に手に入るというのに、40年も昔のフィルムカメラに関心を示している事が少し嬉しく思えました。Rollei35、私も欲しいです。

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