Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

OS間の色管理

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MAC Book ProをMAC OS Xで動作させた場合と、Bootcamp環境でWindowsを動作させた場合とでは当然画面の色味が違います。どちらかと言うとWindowsのほうがBやGが強く出て寒色となる傾向があるようです。

例えば2つのOS間で画像ファイルの受け渡しを前提としてフォトレタッチソフトや映像編集ソフトを使う場合、いったいどちらのモニター色を信用すれば良いのか?といった課題が発生します。勿論プロ用として映像編集を行うような場合はピクチャーモニターとのカラーマッチングといった ”込み入った話” になりますが、ここではあくまでMAC Book Pro本体のディスプレイに限定した話とします。

私はこの対策としてXRITEのi1 Display2を使用してカラーキャリブレーションを行い、それぞれのOS起動時にそのカラープロファイルを読みこませる事でカラーマネージメントを行なっています。キャリブレート作業は難しいものではないですが、十分実用になります。キャリブレーター自体安いものではないですから役立ってくれないと困りますけれど...。

ところが、このi1 Display2に付属するキャリブレーションソフトがMAC OS 10.7 Lionから全く使えなくなってしまい、Lionへの対応待ちという状況がしばらく続いておりました。メーカーからは「ただ今対応中」みたいな連絡が来て久しくほとんど忘れかけていたところでしたが、先日のCP+の会場にて「対応ソフトダウンロード出来ます」との情報を得られたため早速試してみました。

これまで使用してきた標準の「i1 MATCH」のLion対応ではなく「i1 Profiler」がi1 Display2専用の「i1 Profiler Display2 Lion Edition」という長い名前でBETA版としてダウンロード出来ました。勿論、「i1 MATCH」とは操作性やデザインは異なりますが、今のところ弊害なく動いていますLion対応が見込めないようであればキャリブレーターの更新を検討していましたがもう少し使い続けられそうです。

ちなみにi1 Display2はセンサー自体が湿度に弱く寿命が短いと噂されていて、その辺りの真相をメーカー説明員の方に聞いてみたところ、i1 Display2には3つのRevisionが有るらしく、REV-Aは初期モデルで湿度に弱く、B、C、となるに連れ改良されているそうです。私のモデルはREV-Bでしたからきっと数年で寿命が来るのでしょうね。Rev番号はキャリブレーター本体に記載されていますからユーザーの方はご確認を。

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