Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

やっと日本でも入手可能になった

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diary4889 diary4890

アメリカ、ドイツ、フランス、イタリア、スペインなどでは昨年から販売していたのですが日本国内ではなぜか入手できなかった”Netatmo Urban Weather Station” が先月リリースされていた事を知り、早速購入しました。きっとこれまでは電波法か何かをクリアーする必要があったのだと思います。個人輸入すら出来なかったですからね。

さてこれはいったい何をする道具かというと、一言で言えば ”温度計” ですね。以前の日記でも紹介していますが、2つのユニットを室内と室外に設置する事により両方の情報を得るというもの。写真の円筒形のものがセンサーですが、長いほうのモジュールが室内用で親機の役割を果たし短いほうのモジュールが室外用で親機にワイヤレスで情報を送る仕組み。本体にスイッチ類は付いておらずおまけに説明書らしきものも無し。初期設定はすべてスマートフォンからBluetooth接続にて行います。

初期設定を終えると本体はWi-Fi経由で2つのセンサーの取得データを10分ごとにクラウドにアップロードします。データを参照するにはスマートフォンにインストールした専用アプリ(写真2枚目)を使うか、パソコンのWEBブラウザからサイトへアクセスするだけです。つまり2つのモジュールが取得したデータは世界のどこからでも参照可能というわけです。どれだけの期間のデータが保存されるかは不明ですが、原理的にロガーとしても使えるわけですね。また、Wi-Fiから位置情報を取得していると思われ、その場の週間天気予報や降水量の予測も表示できます。

温度計とは言え内蔵されているセンサーはそれだけではなく、室内モジュールでは、気温、湿度、気圧、CO2、騒音レベル、1日の最低気温/最高気温が計測でき、室外モジュールでは、気温、湿度、体感温度、1日の最低気温/最高気温が計測できます。さらにそれぞれのセンサーにアラーム設定が出来るため、指定した項目の値が設定値に達した時はスマートフォンにプッシュ通知を送る事も可能です。

2つのモジュールの誤差を見るため、今日は1日冷蔵庫の中に入れておいたのですが、その間新宿でお買い物をしていても常に冷蔵庫の温度がスマートフォンで確認できたのはちょっと面白かったですね。

欲を言えば、室内用もジュールに最低限温度だけでも表示するディスプレイがついていればわざわざスマートフォンからアクセスしなくてもいいのに...と思ったり、2つのモジュールの距離をあまり離してしまうと室外センサーのデータが正しく取得できなかったりする点でしょうか。特に鉄筋コンクリート作りのマンションは金属の扉なども使われていますから玄関の外に設置するよりもベランダに設置するほうが確実かもしれません(我が家はそうしないと受信できませんでした)。あとは室外センサーの計測値が想像より2〜3℃高い値を示す気がします。これは比較対象を何にするかが重要だと思いますし、計測する環境に左右されると思いますので今のところ正しい解はありませんが、よくあるスマートフォン用お天気アプリ等が示す現在地の気温データと比べるとそれくらいの差があるという事です。ちなみに我が家の冷蔵庫にこの2つのセンサー含め合計5個の温度計を半日ほど入れておいたところ、室内センサーが6.3℃、室外センサーが6.9℃、その他のセンサーが6.9℃〜7.8℃位でした。という事は1℃くらいの誤差はあるにせよ3℃もの差は出ませんでしたから、きっと我が家の周囲は少し暖かいのかもしれませんね。

さてこのNetatmo Urban Weather Station、SDKを公開しているそうですから今後サードパーティ製アプリも色々出てくると面白そうですね。

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