いつもより30分だけ早起きをしたのは、やはり世紀の天体ショーをこの目で見たかったから。正直、綺麗に見るなら現物よりもテレビのほうがよっぽと条件の良い映像が流れるわけですが、そこは、絵葉書を見て観光した気分を味わえ！と言われているのに似ていて、金閣寺の輝きも、瀬戸大橋のスケールも、東京タワーからの景色も、その場に行かなければ味わえない感動があるわけですよね。

自分の目で見てみよう！という気持ちそのものが何十年に一度の出来事の場合もありますし．．．。

で、写真は無いのか？と言われそうですが、それならもう多くの方がとっておきの1枚をアップしていますからそれで良いでしょう。まあ、本当の所、私はスナップ写真専門みたいなところがあるので、高減衰NDフィルターも高倍率望遠レンズも持ちあわせておりません。それでも街のあちこちで空を見上げている人々や、木々の木漏れ日が作り出すリング状の影をスナップ的に撮ることは出来たでしょうが、なにぶん仕事に行く20分前ですのでのんびり写真を撮りに出かけている余裕はありませんでした。今日は肉眼でしっかり見ておきましたからこんな日があっても良いでしょう。

ニュースでも取り上げられていましたが、驚いたのはドリームズ・カム・トゥルーの歌にあんな歌詞があったんですね。仕事でお世話になっていた頃は何も考えずに口ずさんでいましたが、まさか今日のことを歌っていたとは思いませんでした。夢は現実へ繋げられるものなのですね。