Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

自分目線で街を歩く

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All Photo by inos

目の前の特別を形にするのがスナップ写真の醍醐味です。特別と言っても魔法のような瞬間だけでなく、前を歩く人の影が綺麗に見えたとか、公園を楽しそうに走り回る子供が女神のようだったとか、その程度の事だとしても自分にとってそれが輝いた瞬間だったらそれこそが特別ですし、写真に残して人と共有する事でその場にいなかった人に少しでも状況が伝わったのなら言葉に変わる表現の手段として写真に意味が生まれます。

しかし日常にいつもそんなふうに物事の変化や現象が発見できるわけではありませんし、偶然だってそうそう多くめぐり合う事じゃありません。観光地でなくともSNSで有名になった写真スポットへ行って皆と同じものにカメラを向ける行為は、記念写真にはなってもスナップ撮影とは少し意味合いが違ってくる点が難しいところです。

「好きな色は何色ですか?」という質問に皆が同じ答えではないように、街を歩いていて ”特別” と感じるポイントは十人十色なはず。故にカメラを向ける方向は人それぞれというのが自然な答えです。自分目線で今日何を見たか...そんなふうに街を歩けば見慣れた景色だって毎日は楽しいはず。勿論そこにお気に入りのカメラがあれば尚更。

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