9年前に撮った写真。六本木ミッドタウンの地下でしょう。季節が同じ3月だから今日みたいな陽の光。

これ実はスマートフォンで撮っているんですよね。当時希少だった1inchセンサーを搭載したPanasonic CM1。この当時すでにこれだけの結果が残せていましたから今後は重たいカメラを持ち歩かなくともスマートフォンで自由に撮れば良いじゃないか！と思い始めていました。残念ながら私は当時からiPhoneユーザーでありAndroidスマホ1台で生活する勇気が持てず、結果的にiPhoneとAndroidの2台持ちをするなら普通のカメラを持ち歩くのと大差ないとの判断からこのスマホは手放してしまいました。

ただこうしてみると、今の自分の撮る写真と比べよく現場の光を読んでいると思うんですよね。モノではなく環境を感じ取ってシャッターを切っているなと。この頃使っていたカメラやレンズを振り返ると私はその殆どが40mmより広角側の単焦点レンズばかりだったんですよね。それゆえ街を歩いても広角目線で物事を捉えていたのかなと。

近年はαに便利なズームレンズばかり組み合わせていますから、カメラに撮らされてしまっている感が否めませんね。久しぶりに単焦点レンズ1本で街を歩いてみようかなぁ。