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1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

Lightworks Tips1 (ちょっと変わったマウス操作)

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All Photo by inos

 国内ではLightworksという編集ソフトの認知度が低いせいもあり、WEB検索をしてみても使い方に関する情報というのは殆ど無いですね。英文マニュアルならフリーダウンロード出来ますが、そもそもプロのエディタがマニュアルを隅々まで読まなければ使えないようなソフトなら他にありますし、ここではもっと感覚的に触りながら覚えたいという人向けに、最低限知っておいた方が良さそうなTipsを不定期ですが紹介していきたいと思います。

今日はLightworksを使う上での基本的操作について、マウスのクリック方法です。Lightworksの初号機はWindowsではなくDOSベースでしたから、マウスクリックに関しても一般的なWindowsやMac OSには無い操作を含んでいます。

Lightworksの左クリックはWindows操作とほぼ同様の使い方が出来ますが、右クリック操作は基本的に各ツールを掴んで移動する際とコンテキストメニュー表示に使用します。GUI上で各ツールを自由にレイアウト出来るLightworksでは、様々なツールを同時に開いて使う事が多いですから、Edit画面を移動したいとか、サムネイル状に散らかった素材をBinに入れておきたい、といった時にオブジェクトを右クリックしながら動かします。(最新版では左クリックでも移動させることが出来るようになりましたが、それだけで全てを網羅することは出来ません)

そして一番変わった使い方は、左クリックでも右クリックでもなく ”右クリックしながら左クリック” です。この操作は、対象になるオブジェクトを移動させながら左クリックで実行するような場合に有効です。

これをマスターすると、画面左下にいるShark(サメ)の使い方も納得できると思います。Sharkは画面上に散らかったツール等を消す際に使用しますが、意味合いとしては ”サメに食べさせる” と捉えるとわかりやすいでしょう。サメを右クリックで掴んで移動し、目的のオブジェクト上で右クリックをしたまま左クリックします。するとオブジェクトが画面上から消えるはずです。ただ、消すだけであればWindows同様にツール右上の×ボタンをクリックすれば良いのですが、サメに食べさせた場合に限り、サメの頭を左クリックすることで消した画面を再表示することが出来るのです。”頭を叩いて吐き出させる” といったイメージです。(昔は吐き出す事の出来る上限が5個でしたが今はそれ以上遡れるようです)

他にも、いくつかのツールが画面上で重なっていて下に埋もれたツールを移動させながら最前面に表示したい場合も右クリックしながら左クリックは有効です。更に裏技として、Edit画面等に表示されるTCをポップアウトしてCalculatorに貼り付けたり、素材画面のTC上に貼り付けることでTimelineと同一TCの素材位置を瞬時に頭出しする事も可能です。勿論複数ポップアウトしておけばCue(一般的にはMarkerと呼ぶ)など打たなくてもロケートポイントとして使う事も出来ます。

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