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1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

Lightworks Tips6 (Clipboardを有効活用)

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All Photo by inos

 

Inter BEEも最終日を迎え、私もテンション上げ過ぎで少々声が枯れぎみでございます。プロ用機器というのは街の量販店に並ぶ電気製品と違い、購入前に実機に触れる機会が少なかったり、書店に並ぶガイドブックでは事足りないものですから、プロが集うこういったイベントは情報交換の場として有効活用したいですね。わざわざ私の元を訪れてきてくださったにも関わらず、手が放せずろくな対応すら出来なかった皆様、大変申し訳ありませんでした。

私は時にメーカーサイドの立場で、時にユーザーの立場で、丁度その間を上手く橋渡し出来るような、日本国内では珍しいポジションでお仕事させて頂いていますから、ユーザーの声をメーカーに届け、設計者しか知らないようなツールの活用法をユーザーに届け、結果としてそれがクリエイティブな作品作りに効果的に働くよう精力的に活動していくつもりですから、今後も懲りずにお声かけ下さいませ。

さて、Inter BEEでは直接ご協力出来ませんでしたが、Lightworksの使い方についても、私としてはもっと多くの方に知って頂きたいと思っています。今日もちょっとしたTipsを。

映像編集を行う上で、各カットの順番を入れ替えたい...そんなケースが度々ありますが、多くの編集ソフトではタイムライン上のクリップをマウスでドラッグして移動します。勿論Lightworksでもそんな操作は出来ますが、操作スピードの面では、In/Out間をDeleteして貼り付ける...この操作が圧倒的に早いです。

例えば上の左の図で、タイムラインのお尻から2つ目のカットを移動したい場合、図のようにMARKとPARKで範囲選択した後Deleteします。するとEDIT Viewerのすぐ右側にClipboardが現れます(右の図)。AVIDなどでもClipboard Viewerがありますが、同様のものですね。この中には直前の操作でDeleteしたカットがそのまま入っていますから、タイムラインの好きな位置にプレイラインを移動して、このClipboardを選択してからInsertすれば、カットの移動が完了します。

それなら一般的なカット&ペーストと同じでしょ?と思われるかも知れませんが、LightworksではこのClipboardは素材と全く同じように使えますから、Clipboard内でもIn/Outが打てるわけですね。Clipboardに入っているのはいつも1カットとは限りませんから、複数カットをまとめてDeleteした直後にその中の特定のカットのみEditに貼り付けるなんて事が可能です。

Clipboardは編集中は必ず画面の何処かに存在しますから、通常は作業の邪魔にならないところに並べておきましょう。私は左の図のように画面の右上に少しだけ顔を出すような位置に置いています。Lightworksは作業領域を少しでも広くとれるように画面からはみ出るようなレイアウトでオブジェクトを配置出来ますから、こうした使い方を積極的に活用しましょう。

これでは使いたい時に画が見辛いでしょ?って言われそうですが、大丈夫です。そんな時はClipboardをSource Viewerに放り込みましょう。そのまま素材になります。勿論、右クリックしながら左クリックで。

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