Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

Lightworks Tips4 (これがライトワークススタイル)

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All Photo by inos

 

Lightworksではブルーのボーダーで表示されているクリップを素材、オレンジのボーダーで表示されているクリップをEditとして区別します。Editは複数同時オープン出来ませんが、ブルーの枠の素材は無制限で同時オープン出来ます。よく使用する素材は開きっぱなしにしておくような運用が可能です。この点は素材とEditが1つずつしか開けない一般的なノンリニア編集ソフトと異なります。

勿論沢山開けばメモリーを食いますし、デスク上も散らかりますから常識的な数での運用になると思いますが、そんな時はBin内のクリップをタイル(サムネイル)のまま素材として使用することも可能です。この場合も選択したクリップには細い青枠が付きますからViewer表示しているのと同等に使えます。タイル表示のままでは画面が小さくて見辛いじゃないか!と思われるかもしれませんが、AJAやBlackmaghicのSDIカードを入れていればベースバンド出力が出ているはずです。(私は現時点で未確認ですが、過去のLightworksでは選択したクリップの映像が常時出力されていました)。

また、毎回Viewerを開くのは面倒だ!という場合は、既に開かれているViewerに対しタイル状のクリップをドラッグアンドドロップで投げ込む事も可能です。但しこの場合も以前紹介したTipsのように、右クリックでドラッグしながらViewer上で左クリックです。右クリックで移動、左クリックで実行!と覚えましょう。

さて、いよいよ編集となれば、通常は3ポイント編集を行うと思います。素材のIN/OUTとEditのINもしくはOUT、または素材のINもしくはOUTとEditのIN/OUTですね。

一般的にはこの3ポイント編集こそがカットを繋ぐ上で最小限の操作とされていますが、Lightworksは違います。他社製編集ソフトで言うところのMark IN/Mark OutはLightworksではMark/Parkです。Markはストリップビュー(タイムライン)に表示される青色のマーカーで、GUI上(もしくはキーボードに割り当てたショートカット)のINボタンを押した時表示されます。一方Parkはストリップビュー上では赤色のマーカーで表示され、一般的にプレイラインとかポジションバーと呼ばれるものです。

もうお分かりになりましたでしょうか。LightworksではMark OUTという位置指定はせず、青と赤のマーカー間を素材の使用範囲として指定するのです。こうすることで1カット繋ぐのにOUTを打たないぶん1手間減らせるというわけです。しかし編集を仕事とされている方はお気づきだと思いますが、これだとMarkで頭を指定後にParkによってお尻を決めていますから、再度頭の位置をを指定し直すような場合、お尻の位置を動かしてしまうことになります(お尻はParkによって指定されているため)。これでは都合が悪いですから、Lightworksには他社製ソフトでは聞き慣れないSwapという機能があります。Mark/Parkで範囲指定をした後にSwapボタンを押すと、青と赤の位置が入れ替わります。これによっていつでも頭とお尻の好きなほうを再調整することが可能です。

実はLightworksも今回のバージョンからMark/Parkという考え方だけではなく、一般的なIN/OUTの考え方も使えるようになりました。でも一度Mark/Parkに慣れてしまうとその都度ボタンを1回多く押す行為が煩わしく思えてくるでしょう。

LightworksはぜひOutを使わずに編集しましょう。

 

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