Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

2カ月探してようやく入手

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All Photo by inos

新宿で9軒、銀座で9軒、合計18軒の中古カメラ店に度々足を運んでおりましたが入手出来なかったVoigtlander 28/35 Mini Finder。ブラックモデルなら1店舗のみ取り扱いがありましたが、塗装剥がれや擦り傷が多くあまり状態の良いものではありませんでした。製造終了から数年が経過している上、人気モデルのようですから当然ですね。

そして私が欲しかったのはシルバーモデル。めったに出てくる事のないネットオークションに出品されていました。勿論落札させて頂きました。

Voigtlanderからは今も現行モデルとして丸形の35mm Finderが製造されていますから、そちらなら何の苦労もなく新品で入手出来るわけですが、私があえてこのFinderにこだわる理由は28mmとの兼用タイプであるという事。

デジタルカメラが一番苦手なのはフレームの外を意識出来ない点。それがコンパクトデジカメなら液晶画面の外は見えませんし、一眼レフでもファインダーの外側が見えません。ですからスナップ撮影をするような場合にはシャッタータイミングを計り難いのです。ファインダーで見ている外側から人が歩いてくるのを待ってからシャッターを切るとか、フレーミングを少しずらすなんて事が出来ないために、どうしても見えているものだけで構成しようとしてしまう...。ですから、周囲を意識するためには実際に写り込む範囲と、その周辺の様子を同時に見れると都合が良いのです。35mmで撮るなら28mmが見えるとベスト。このファインダーが必要なわけです。

届いたのは傷の無い美しいものでした。Leica IIIfと組み合わせる予定ですが、ボディがオーバーホールから帰って来る前に雰囲気だけ味わいたくてSIGMA DP2Xに付けてみました。DP2Xは40mmレンズですからファインダーとマッチしませんが、今は見ているだけでも楽しいです。

写真を撮る時、液晶画面を見ているかファインダーを覗いているかでだいぶ気持ちの入り方が変わりますね。大事に使おうと思います。

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