Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

慣れというのは時に失敗へ導く

By
All Photo by inos

 

最近になって気づいた事ですが、当ブログを閲覧するWEBブラウザの種類によって、掲載されている写真の色味の再現性が全く異なるという事実が発覚しました。具体的にはMAC標準のSafariであれば正しい色再現性が保てますが、同じMACでもGoogle Cromeで閲覧するとやけに色が濃く見えます。

原因を辿っていったところ、私がWEB用としてPhotoshopからJPEG写真を保存する際にカラープロファイルを埋め込み忘れていた事が分かりました。以前はちゃんと埋め込んでいたはずなのですがいつの間にかチェックボックスが外れてしまっていて、かなり長期間埋め込まれないまま保存していたようです。Photoshopの操作に関してはマウスだけでなくキーボードショートカットを多用するので、いちいち画面を見る事なくちゃっちゃと作業を進めるのがいけなかったのか、何かの拍子にチェックボックスを外す操作をしてしまっていたのでしょうね。

本日はカラーマッチングの確認に使用される一般的なマクベスチャートを2つ準備しました。カラープロファイルを埋め込んだものと埋め込んでいないものをそれぞれ掲載していますから、WEBブラウザの種類によっては2つのチャートの色味が違って見えるはずです。Chromeの場合は埋め込んでいないものが色濃く派手目に表示され、Safariの場合は全く同じように表示されます。どちらのブラウザが正解!とは言いづらいですが、制作者の意図する色はプロファイルの埋め込んであるほうの色味です。ちなみにカラープロファイルが埋め込んである写真はどのブラウザで閲覧しても正しい色で表示されます。Windows ExplorerやEdgeではどう見えているのでしょう?

まあ今後は私自身がちゃんとプロファイルを埋め込んでおけば心配ないのですが、これまで掲載してきた写真の一部は正しい色で表示されていなかったと思うと非常に残念です。今更アップし直そうにも既に7,000枚以上掲載してしまっているので何処からプロファイルが埋め込まれていないのか調査するだけでも大変です。もう諦めました。今後は気をつけます。

ここからマニアックな話:

恐らくこれは単純にブラウザだけの話ではなくパソコンディスプレイの色域との兼ね合いがあると思われます。私が使用しているMac Book Pro 2016はDCI-P3色域が謳われており、sRGB色域素材を展開した場合はDCI-P3色域内でsRGBエミュレートがされているのだと思います。恐らくそれがMac標準ブラウザのSafariであればカラープロファイルが埋め込まれていない場合sRGB素材と判断され自動的にエミュレートが掛かる所、Google Chromeの場合は色域未定義素材と判断されエミュレートが掛からず、sRGB色域がDCI-P3にスケーリングされて表示される為彩度強調の結果となっていると思われます。多分...。

なのでChromeで色が濃く見えてしまっているのはsRGB以外の色域設定にしているディスプレイをお使いの方だけかも知れません。本日掲載の2つのチャートが全く同じ色に見えている方は、これまでの写真も正しい色で見えていたとお考えください。

コメントを残す

*
*
* (公開されません)