昔の仕事仲間と7年ぶりにお会いしました。

私を見るなり「全然変わってない」と言っておりましたが、私以上に変わってなかったのは彼女のほうでした。

映像や音に関するプロとして最前線を行く彼女ですから専門知識豊富なのは当然ですが、少し頼りなかった小さな女の子が、一旦仕事の話を始めれば私がついて行くのがやっと…でしたから、ここ数年楽をしている自分を反省すると同時に、彼女の成長ぶりに安心しました。

時間というのは何時も同じように流れていて、それとなく過ぎ行く毎日はもしかしたら今の自分の全力なのかもしれませんが、時に人の歩幅で歩いてみると、もう少しテンポ良く歩いたほうが気持ちが良いとか、もう少し一歩を大きく踏み出す事で流れる景色が違って見える…なんて事に気づく事もあって、そんな瞬間を今日は何度か感じられたように思います。

帰りの電車はゆっくりとした各駅停車。目の前に座った4人組の学生バンドらしき若者。周囲の迷惑省みず大きな声で騒いでおりましたが、それさえ今日は心地よく感じました。きっと10年後には名曲を歌っている事でしょう。