仕事の忙しさのせいにしていつも後回しになってしまうのが新年のご挨拶代わりのあのカード．．．。そうならないためにも数年前より自分自身が製作過程を楽しむ事に重点を置いて、場合によっては10月下旬から手を付けた年もあったのですが、今年は何を隠そうまだ未着手でして．．．。

基本的には自分の写真を印刷する方向は昔から変わらないのですが、いかんせん官製ハガキやインクジェットプリンター用紙は手に取った時に味気ないというか面白味に欠けるため、昨年からは印刷の内容と紙の両方で一つの作品になるようなバランスを考える事にして紙専門店の竹尾さんで何千種類もある紙を選ぶ楽しさを覚えたところでした。あの壁一面引き出しになっていて全てそれが紙の在庫だという事実を知ると種類の多さに驚きます。全紙からハガキサイズに化粧断ちでカットするところからの作業になるので時間もお金も掛かりますが、相手あっての贈り物って本来これくらい気持ちを込めて作るものだという点を忘れないようにしています。

さて今年です。その年撮った自分の写真の中で今回採用するコマには大体アタリはつけていて、だからこそこの時期になってようやく動き出しても何とかなるだろう．．．くらいのスケジュールでいたわけですが、昨夜それを何種類か準備していたサンプル用紙に印刷してみてビックリ！ 紙の表情とインクと印刷内容が全然マッチしなくて、それならまだ官製ハガキのほうがマシなんじゃ？ という仕上がりに。

絵に合わせて紙を選ぶか紙を先に決めてから絵を調整するか、この期に及んでフリダシな感じです。また大量のサンプル用紙とインクを買ってこないといけませんね。紙質が決定してからようやくカット依頼ですからこんな事で間に合うんでしょうか．．．。