Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

見た目だけでなく実用性が肝心

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All Photo by inos

カメラはファインダーがカッコイイ...。デジタルカメラが普及してから俄にそんなところが見直されるようになりました。フィルムカメラにはファインダーがあるのが普通でしたし、逆にOVFなんて言葉はピンと来ませんでした。デジタルでは一眼レフでもない限り皆液晶画面を見ながら写真を撮りますから、ファインダーの必要性はあまり問われなくなりました。

先日、知人からレンジファインダーカメラって何ですか?と質問を受け、その存在価値までを言葉だけで説明するのは難しかったのですが、一眼レフでは不可能なファインダーの外側までを見れるメリットなど話したところで、スナップ写真を撮らなければその説明さえ疑問に感じてしまったかもしれませんね。

レンジファインダーに慣れていると、ファインダー枠の外には未来が見えるのです...。35mmで撮るなら28mm枠を意識していると次の動きが予測できるわけですね。

マニュアルフォーカスにせよオートフォーカスにせよ、最近のデジタルカメラで外付けファインダーを使う場合の最大の難点は、フォーカスが合わせられないという点もあげられます。一般的なデジタルカメラのアクセサリーシューにファインダーを付けたところで、それがAFなら、だいたいセンター位置に合焦したのだろうと検討をつけるしかありませんし、MFでは目測でフォーカスリングを回すしかありません。勿論液晶画面にはフォーカスのピーキング表示などがありますから利用すればよいのでしょうが、それでは外付けファインダーを使う価値が半減です。

FUJIFILMのハイブリッドビューファインダーが注目され、LEICA はレンジファインダーの特徴である二重像合致式が今も評価される理由はそんなところにあるのだと思います。

アクセサリーシューはストロボを取り付けるスロット...と捉えている方が多いのですが、あれは歴としたファインダー取り付けシュー。後にストロボを取り付けられるように発展したものです。以前、SIGMA DP2Xに外付けファインダーを取り付けて使っていた事があるのですが、あれは良くできています。ホットシューの直ぐ下にフォーカスロックを促すLEDがレイアウトされているため、外付けファインダーから目を離さずにロックしたかどうかを確認できました。それは今のMelilにも引き継がれているようです。分かっているメーカーはちゃんと良い仕事をしているんですね。

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