Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

空からの情報を有効に利用したい

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近年ではiPhoneを始めとするモバイル端末にGPSが内蔵される事が当たり前になりました。

カーナビゲーションが普及し始めてもう20年以上が経ちますが、今では携帯電話のおまけ機能程度のナビゲーション機能と精度が、かつて30万円以上もしていたかと思うと、大枚叩いて少しだけ時代の先を行くような買い物はちょっとばかり躊躇してしまいます。

GPSと言えば海外ではトップシェアと言われるGARMIN。私は国内のどのメーカーのGPSよりこのGARMINの精度と機能性は頭一つリードしているように思います。私が使用している廉価版カーナビnuvi250でさえ条件が揃えば誤差3メートルという驚異的な精度が出ますし、シグナルロストをした後の復旧やコールドスタートからの立ち上がりも早いです。

ところがそんなGARMINも含め、ここ数年GPSの世界は目覚ましい進歩というのが見られないような気がしています。例えば3年前のナビと現時点での最新ナビを比較したところで、地図データの更新や情報量の違いはあれど、GPSのチップ自体の性能に著しい飛躍が見られないのです。コンピューターなんかの進歩を考えると、1年で性能は2倍になったり価格が半分になったりするのに、GPSに関してはコールドスタートからの測位時間が半分になりましたとか、シグナルロストをした際は内蔵の加速度センサーと電子コンパスのデータから位置情報を補間しますとか、新しい方式が生まれてこないのです。

その点感心してしまうのはiPhoneのナビ機能。iPhoneに内蔵されるGPSチップはお世辞にも測位が早いとは言えませんし、GPS受信チャンネルが少ない関係で精度もほどほどです。しかし、3G回線と併用する事で地下にいても大まかな位置情報が取得出来ますし、地図ソフトを起動すれば即自分の居場所が特定されます。おまけに地図データはオンラインでダウンロードされるわけですから更新の必要もありません。

GARMINに限らず、カメラメーカーとか自転車用品メーカーとか、色々な工夫が欲しいところです。

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