Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

MINIと自分を労る日

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All Photo by inos

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どうも一昨日あたりから体調が優れず、風邪をひきそうでひかない微妙な感じが続いていて、 夜明け前からドライブにでも行こうかと目論んでいたのは内緒にしても、ゴールデンウィーク後半を寝込まないためにも少しは体を労るのが吉。本日はドライブの準備に留める事にして愛車MINIの車高調整作業。

MINIという車はサスペンションにスプリングが使われていない...と言うと大抵の人がビックリするのですが、実はそれは本当の話でして、スプリングの代わりに15cmくらいのゴムの玉(ラバーコーン)が入っていて、それがプニョンプニョンしながらショックを吸収しているのです。これが思いの外高性能でして、乗り心地はそこそこ良い(現代車と比較しちゃいけません)わりに、ロールが極めて少ないのです。私はこの粘りが大好きなのです。

ただやはりゴムはゴム、経年変化で徐々に潰れてきてMINIの車高が下ってきます。街で前下がりのMINIを良く見かけるのはこのためですね。エンジンの重みでフロントが下るのです。

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ディーラーでMINIを購入したままだと、この車高を元に戻すにはゴムの玉を新品に交換するしかありませんが、MINI好きの方の多くはここにハイローキットなる車高調整パーツを取り付けて自由に車高を上下させます。私も例外なくパーツを装着していますから今日はここを調整します。

ハイローキットは前後4輪に装着していますが、リアは丁度良い高さをキープしていますから今回はフロントのみ。調整は写真の黄色い丸印のダブルナット(実際はボルトとナット)を回して行います。ハンドルをめいいっぱい切った状態であればタイヤを外さなくても調整は出来るのですが、素直にジャッキで持ち上げてタイヤを外してしまったほうが遥かに作業がしやすいため私はいつもこのスタイルです。

今日のところは、下り方が目立った助手席側を1回転半、運転席側を半回転伸ばしました。ネジの1回転程度では数ミリしか上昇しないんじゃ...と思われるかも知れませんが、ここにはサスペンションの7不思議であるレバー比が関係しますから実際の車高はそれだけで1cmから2cm程度上がります。

最後の2枚の写真は調整前と調整後、13インチのワイドタイヤを履いたMINIは調整前くらいの車高がカッコイイのですが、ちょっとしたバンプでホイールハウスにタイヤが接触したり、ショックが底突きしたりして、公道を走る限りは見た目以外に良い事は無いのです。

とは言え今回はちょっと上げすぎた感が否めませんが、100kmも走れば直ぐに落ち着いてくると思います。驚くのはこれだけの調整なのに乗り心地がぐっと良くなる事。それでも13インチなのでMINIの中では一番乗り心地が悪い部類なんですけどね。やっぱり乗り心地と言ったら10インチのドーナツみたいなタイヤですかね。バネ下重量もだいぶ軽くなるでしょうし。いつかは履いてみたいけれど、それにはボディの板金からブレーキの交換まで色々お金が掛かりすぎます。

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