今やどこへ行っても ”人の沢山通りそうな所” にはこういった落書きを見かけます。被害にあわれた方からすると、消しても消しても書かれるのだと以前テレビ番組の取材を受けていました。

ただ一概にこうした落書きが ”やられた！” ものだとは限らないのが難しいところです。実はこうしたペインティングのプロと呼ばれる方がいたりもして、例えばテレビドラマやミュージックビデオのワンシーンなどではスタジオセットとしてこうした落書きを再現するのです。街中で見かけるもののほとんどはやっぱり落書きだとは思いますが．．．。

しかし私はいつも思うのですが、こうして描かれたものを見るとなぜか皆共通するものがあると言いますか、何かの法則に則って描いた感じがするのです。単に壁面を汚したいだけならランダムな模様や、おでんマークでも描きそうなものですが、決まって見かけるのは極太文字のようなキャラクターのような形にボーダー付き！。しかもスプレー缶で塗っているにしてはエッジがシャープだったりしてそこそこ正確にトレースされています。

この画を見る限り、真ん中のを描いた人と両サイドのを描いた人は明らかに別人だとは思いますが．．．。

落書きといえば昔は横浜駅付近に有名な落書きの壁があったと記憶していますが今もあるのでしょうかね。噂でしか聞いた事がないため一度見てみたい気もします。不思議とこういうのは描いている現場を見かけた人は少ないですよね。