Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

到底買えないのだけれど

By
All Photo by inos

これを持ったからといって ”良い画” が撮れるわけではありませんし、むしろ高級な機材ほど乱暴に扱えない分自由度が減るのかもしれませんが、近頃また気になってしまっているLeica M9。車を買う事を思えば安いですが、もし私に当てはめれば間違いなく車の次に高い買い物になるでしょう。しかもそれでいてボディだけ。レンズ一本の同時購入を考えれば100万円ほど準備すれば何とか購入できるでしょうか。

世の中のカメラの多くはフィルムからデジタルへと移行した感がありますが、ライカだけはフィルムのままでいて欲しかったという気持ちは今でもあって、少しくらいフォーカスがずれていたり、多少水平が取れていなかったり、ブレた画があったりしても、カメラを持ち歩く事に意味があり、カメラを持つ事でいつもの景色が違って見えるんだと、逆に人間のほうが教えられるような存在がレンジファインダーカメラだと思っていてその代表的存在がライカですから、解像度を気にしたり、ローパスフィルター云々と言った技術的な話が先行しがちなデジタルの世界には良い意味で溶け込まないのではないかと考えていました。結果的に現実は良い流れでライカもデジタル化されたように思えますが、一旦手にしたら一生モノと考えるこれまでのフィルムライカと比較すると、スペックで語られてしまうデジタル版ライカの場合 、いったいいつまで自分にとって ”宝物” でいてくれるか想像できません。

一生モノだからお金をためていつか購入しよう....というスケジュールがデジタル時代の現代には通用しないとするなら、便利になった21世紀の買い物は少しだけつまらなくなってしまったようにも思います。

コメントを残す

*
*
* (公開されません)