76年に1度地球に大接近すると言われた ”ハレー彗星” がやってきたのは私が小学校5年生の頃ですから25年以上も前の事ですね。振り返ればそれが写真に興味を持つきっかけでもありました。その頃は一眼レフカメラが家には無くて、友達のお父さんのカメラを借りて撮っていた記憶があります。

そんなわけで今回長野（南部）に帰省したら久しぶりに星を写真に撮ろうと思っていたのですが、自分でも驚く事に三脚とケーブルレリーズを東京に忘れてしまい、これが本職なら ”即クビ” だろうと反省しつつ、鞄に入っていたミニミニ三脚とセルフタイマーだけでチャレンジしました。本当は30分〜40分の長時間露光をするつもりだったのですが、そのような理由で今回はISO1600 SS3.2秒 F2という比較的短い露光時間で止まった星を写しました。

結果、狙いは良かったのですが、急に雲が出てきてしまって思うような結果にならず．．．。天気ばっかりは時の運みたいなものですから仕方ないですね。長野の暗い空ならコントラストの高い締まった黒が再現出来ると思いましたが、またの機会にチャレンジしましょう。

しかし高感度モノクロフィルムで撮っていた子供の頃と比べたら、撮影結果がその場で確認出来る今は楽になりましたね。フィルムを現像してみたら飛行機が点滅しながら通過していた．．．なんてのが1週間後に分かったりしたものですから。