Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

「有る」ことが「難い」、そんなふうに世の中を見れたら

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All Photo by inos

人身事故の影響で40分間ホームで待つ事になった揚げ句、動き始めた電車内はなかなかの圧迫感。誰もが同じ状況下におかれれば小さな事をきっかけにそりゃ始まります ”半ば喧嘩腰のおしくらまんじゅう”。私の少し後方ではサラリーマンらしき男性が酔っ払いのような男性に絡まれちょっと迷惑そうでした。走り始める事で皆の体が揺られ周囲には少しのゆとりが出来てきたというのに必要以上にサラリーマン男性めがけて肘でアタックしていましたからね、どうして人はあんなふうになってしまうのでしょうか。

車内に貼られた窓上のポスターになかなか良い事が書かれていました。それは「ありがとう」という言葉について。実は私も前々からこのblogで「ありがとう」とか「ありがたい」という言葉を使う時に気になっていた事がありました。それは文字にして始めて気付くのですが「ありがとう」を「有り難う」と漢字で綴るとちょっと意味合いが変わってきそうだという事。それについて車内のポスターにはこんな事が書かれていました。

何気無く使っているお礼の言葉 ありがとう。
たった一人の人として生まれてきた尊さ、
無数の縁の中でたった一つだけの出会い、
この驚きを表現する言葉が「有り難し」
驚きが感動に変わり感動が感謝に変わり使われるようになった言葉。

こういう事なのだそうです。「有る」ことが「難い」、つまり「めったに無い」という感謝の気持ちを込めた仏教語なのですね。なんだかとても奥深い言葉だという事を知りました。これまでわざわざひらがなで「ありがとう」と書いてきましたが、今後は十分意味を考えた上で「有り難う」と書いてみようと思います。

そのポスターの存在にあの二人も気付けていたら、何か変わっていたかもしれませんね。

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