野辺山へ向かう中央道を走っていた時の事。西の山に早めの日が落ち辺りは少しずつ寒くなり始め甲府辺りは横風強風注意報が出ていました。カーステレオを聴きながら走っている車内でも確かにものすごい風切り音、幸いMINIは小さな車ゆえ風からの影響は少ないほうだとは思いますが、それでも時折ハンドルを取られるくらいの横風。

そして事件は起きました！ バキッともガーンとも言えるような聞いた事の無い音が車内に響き、一瞬で何事も無かったかのような沈黙に．．．。前の車が石でも撥ねてボディに当たったにしては大きすぎる音、さては高速道路を横断する歩道橋の上から何か落ちてきたか？ 半信半疑ではありますがその場で車を停めるわけにもいかず、目的地のインターで高速を降りコンビニの駐車場にて状況確認．．．。

大きな音がしたわりにはボディのどこにも傷らしきものは見当たらず、さてはホイールハウスの中に何か巻き込んだのか？ とも考えましたが、あの時の音はどちらかというと下回りでは無く天井の方から聞こえたような．．．。見てみると驚く事にルーフモールが約半周どこかへ飛んでいってしまっていました。丁度フロントガラス上のジョイント部分からリアのクオーターガラス終わりまで。確かに以前から少し緩くはまっているとは認識していましたが、まさかこれが風で吹き飛ぶとは夢にも思いませんからね。後続車はいなかったのだろうか？と今になって心配になります。

さてこれの修復ですが、純正パーツが存在すればそれを取り付けるだけで完成ですが、無ければ無いで良いような気もします。つまりはこの際1周ぐるっと全部取り外してしまうという事。MINIオーナーの間ではこれを取り外してしまうのが錆対策の一環として定番になりつつありますが、バリがあるような鉄板むき出しになるのはいつか手でも切りそうな気がしてあまり気が進みません。黒い淵がなくなる事で遠目には優しさを感じるような気もしますが。

どうせなら純正パーツをボディ同色に塗って白いルーフモールにしてしまうなんてのもオシャレな気がします。なんだか高いものにつきそうな予感。