Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

壱萬円札で出来た自転車

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All Photo by inos

いつものようにアポ無し訪問の先は和田サイクル。ここならいつでも欲しいモノが手に入る...。トレンクルのシートピラーを新調しました。見てお分かりの通りフルカーボンです。

標準品のアルミ製でも十分に軽いのでカーボンタイプに変更する事で軽量化を狙ったわけではありませんが、ネット上で見かけていた「カーボンピラーは乗り心地が良い」という噂を信じての買い物です。しかしトレンクルのフレーム内径28.8mmに合うカーボンピラーなど売っていませんから、汎用の27.2mmを購入し、変換シムを用いる事でフィットさせます。このシムも和田サイクルにはあるんですねぇ。

帰宅後早速の装着...といきたいところですが、カーボン製品はデリケート、サドルの上げ下げ等を繰り返せばいとも簡単に傷がつきます。高価なパーツですからそれではちょっと悲しい...。私が施した対策はフレームと擦れる(正確にはシムと擦れる)部分に透明のカッティングシートを巻きました。恐らくこれにて傷とはサヨナラです。カーボンピラーは破損を恐れて強く固定出来ないため走行中徐々に下がってくるという話もあるようですが、このカッティングシートがシムとのすべり止めの役割も果たし結構しっかり固定出来ました。

標準品との交換にはサドルを外す為のアーレンキ(六角レンチ)があれば出来ますが、交換後気付いた事は、標準品と比べるとかなり前傾姿勢になるという事。それはそれで刺激的な角度であり、サドルの固定角が前のめりになるため自然とペダルに力が入ると言えば確かにそうなのですが、ロードレーサーならともかくトレンクルの場合、もう少しゆったりとポタリングを楽しみたい事のほうが多いですから、今回は少しばかり手を加えました。

サドルを固定する六画ボルトはその傾斜角も同時に決定するのですが、アルミ製の固定パーツに開けられた楕円の穴を、調整幅を広げる為少し大きくしてあげればトレンクル標準品相当の角度にまで調整可能となります。棒ヤスリと根気がセットで必要です。

調整後の仕上がりは上々。乗り心地は確かに変わりました。マンホールなどの上を通過した際の細かな振動が少し上品になると言いますか、アルミ製はガタガタガタ・・・という振動だったのに対し、カーボンはゴトゴトゴト・・・という感じ。いずれにしても長距離乗ったらお尻が痛くなる事に変りは無さそうですが...。それはサドル自体のクッション製の問題です。

そして今回サドルを取り外してみて改めてその単体の軽さに驚きました。確か数値的には150グラムくらいしか無いと聞いています。さすがチタンレール。

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