あまり遠くへは行けませんが多少は運動もしないといけませんし、せっかくの土曜日だというなら、先日の日記にも書いた通りカメラを持ってお散歩にでも．．．。トレンクルで出かけるには風が冷たすぎますから電車でどこかへ。

始めは都心方面ばかりを思い浮かべましたが、人が沢山いて ”電車のホームでにらめっこ” なんてのはちょっと嫌ですし、公園をぶらぶらするのもピンとこなくて、色々考えた挙げ句思いついたのが川越でした。埼玉県川越市、昔から行ってみたいと思っていてこの歳まで1度も訪れた事が無かったので丁度良い目的地です。埼玉県と言っても我が家からは電車一本で45分程ですから交通の便も最高です。

  

いつも通り、私がこうして初めての土地を歩く時は予備知識ゼロ。地図を見て方向だけは確認しますが、それ以外は歩いていれば何か見えてくるだろう．．．くらいのノリで進みます。予想通り人の流れに身を任せているだけでポスターで見た事のある景色が現れました。ただ少し驚いたのは、川越の古き良き街並みというのはてっきり長野県の木曽にある妻籠宿や馬篭宿のように建物の中まで昔の雰囲気が残っているのかと思ったら、中は殆どがお土産屋さんのようになっているのですね。まあその方が若い観光客も訪れてくれるのだと思いますが、想像とのギャップは隠しきれず．．．。確か北海道の小樽もこんな感じだったような。

  

  

立ち並ぶお店はどこも皆雰囲気のある造りになっていてこの昭和な感じが凄く落ち着きます。自動販売機まで懐かしさ満点。とは言えゆっくりするには人が多すぎて人気のあるお店は行列が出来ていますから、そういった点では都心の有名店とあまり変わりませんが、ここは毎日行くような ”行きつけの店” を作る場所ではなく、1日だけゆっくりした時間を楽しみましょう！ というコンセプトですね。冬なのに風鈴が並んでいたりするのは雰囲気重視という事でしょうか。私も入ってみたいと思うお茶屋さんが何軒かありましたが並ぶのはちょっと．．．という気もしたので、何やら人だかりが出来ている先で売られていた ”いも恋” なるおまんじゅうと ”ねこまんま焼きおにぎり” を購入し食べ歩きフォトライフとなりました。どちらも有名なだけあってとても美味しかったですね。

 

蔵づくりの建物が並ぶ一番の観光名所の中に ”手作り箸のお店” を発見したので入ってみました。日頃私が使っている箸もだいぶ傷んできましたのでどこかで良さそうなモノを見つけたら購入しようと思っていたところでしたから丁度良かったのです。

これだけ沢山の箸があるといったいどれが自分に適しているのかぜんぜん分からないのですが、多分ほとんどの人が合う合わないというよりもデザイン重視で買うんでしょうね。四角よりも丸い箸のほうが持ちやすいとか、先は四角いのに持つ部分は六角形だったりとか、模様に貝が使われているとか、漆塗りだとか、重い素材軽い素材、23cmと21cm、食洗機対応、等々、もう全然分かりません！ なので結局私もデザイン重視で選びました。黒檀で出来ているとかで非常に硬い素材と書かれていたため長持ちしそうですし、見た目もシンプルで気に入ったのです。写真に撮ろうと思いましたが、帰ってきて早速使ってしまったため撮るに至らず．．．。しかも最初に何をつまもう？ と考えるまでもなく、納豆をかき混ぜました．．．。

この日記を書くために今一度パッケージを見てみたら福井県の会社が作っていました．．．。確かに売り場には手作りとは書いてありましたが川越製！とは謳っていませんでしたね。ははは。それでもお気に入りだからそれで良しです。