川越で撮った写真、私としてはこういうのが好きだったりします。 見栄えのする画ではありませんが、自分の目で見た真実みたいなものを形にしようとするとこうなりました。

観光地ですから人々はあちこちで記念撮影を行うわけですが、この場は誰一人足を止める事なく通過するのみ。目と鼻の先には有名な ”時の鐘” が見えていて、土曜日の午後だというのにそこには１人で一生懸命工事を進めるおじさんがいて、シートの向こうには人力車が休憩をしているのが印象的だったポイントです。

右下1/4くらいをフレーミングしたほうが撮りたいものがはっきりする気もしましたが、それではこの場が工事現場である事が伝わりにくくなってしまうのであえて広めの構図で左に工事中の建物を入れてみました。

ファインダーを見ながら、飛行機が飛んできて飛行機雲でも出来ないかな？ とか、手前を白い猫でも歩いてこないかな？ とか期待しましたが、そこまでは上手く揃いませんでしたね。それでもおじさんが木槌を振り上げる瞬間だけは狙ってみたり．．．。