Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

プリントを楽しめる時代

By
All Photo by inos

 新宿まで行く用事があったので帰りにNIKONサロンに寄ってきました。私は特別自分の好きな写真家以外は下調べなく写真展を覗いてくるので、趣味指向に左右される事無く、色々なジャンルの写真で見せ方の工夫や手法が勉強になります。

近年の写真愛好家の作品を見ていると、デジタルとフィルムを上手く融合させた作例が目立つようになってきました。私のように写真やカメラが好きな人は、とかく理屈や技法、機材の性能などに捕らわれ、それを追求する事が良い結果につながるような先入観を持ちやすいですから、はっきり言うとフィルム派とデジタル派に分かれたりするものですが、近頃の写真展ではフィルム撮影した結果をデジタルでプリントアウトしているものが増えてきました。それなら始めからデジタルで撮ればSNが良くていいんじゃないか?とも思ってしまいますが、そこが作品作りへのこだわりなんでしょうね。皆の創意工夫が面白いです。

そういう意味では、以前お邪魔したハービー山口さんの写真展でも一部の作品は布ベースにデジタルプリントしていました。それだけはカラーで、その他の作品はモノクロ印画紙を使って、見せ方にはっきりとした差を付けていたのが印象的でした。

私はフィルム作品は全て印画紙へのプリント、デジタル作品は全てHP掲載用としていますから、真剣にデジタルプリントを行った事がありません。それはそれで始めたら面白そうですが、どんどん高性能なプリンターが欲しくなってしまいそうですね。そもそもデジタルからプリントアウトしたものはどれくらいの期間、オリジナルの色を保持できるものなのでしょうか?

コメントを残す

*
*
* (公開されません)