ここを訪れたのは何年ぶりの事でしょう。確かフィルムで写真を撮っていた時以来じゃないかと。いやSIGMA DP1の時にも1度来たような気はしますが、DP1の発売が2008年ですからいずれにしてもだいぶご無沙汰でした。

昔は時々ここから夕日を見ていました。関東では千葉県から見る夕日が抜群に奇麗です。地理的に太陽が海に沈んでいくからですね。東京ではなかなか見られないはずです。

しかし今日ここ千葉県富津岬を目指したのは夕日ではなく日の出の時刻に合わせての事、午前2時半起床でした。そう、目的が遊びなら結構早く起きられるものです。結果的に空一面が雲に覆われていて日の出は見られませんでした．．．が、本当は日の出よりも、早朝の人気（ひとけ）の少ないこの場所が重要でして。

お察しのとおり、今日は例のクワッドコプターDJI Phantom2による空撮を予定しておりました。実はPhantomを購入した時点で真っ先に浮かんだロケ地がここだったのです。きっと面白い画が撮れるんじゃないかと！

昨夜から天気予報は何度も確認しました。風が強そうだという事は承知しておりました。それでも自宅近辺の予報風速4m、実際に外に出てみると確かに風はあるけれども4mも無さそう、せいぜい2〜3mといったところ。であれば富津岬の予報7mもちょっと大げさなんじゃないかと．．．高を括って。

現地到着するなりMINIから降りようとするとドアを軽く持っていかれるくらいの強風。7mどころか10mはありそうな。海もだいぶうねっておりますし、その時点で飛行は即中止！ と割り切れないのが人の性。高くは飛ばさないまでも空き地でちょっとだけ浮かせてみよう、それで何とかいけそうなら思い切ってチャレンジも有り！

飛ばしてみました、横風に煽られて垂直離陸がままならない程でしたが流石はGPSによる補正、少し流されても果敢に元の位置に戻ろうと頑張ります。なんとかホバリングは可能、問題は向かい風に対して前進出来るかどうか。エレベーターを前に倒して全開で突進すればなんとか進めるレベル、ただし風に対して直交しないとすぐに左右に逃げようとして機体が安定しません。サークルを描くような旋回は完全にNG。今日ばかりは割り切った飛行での対応となりました。あとは度胸だけでしょうか。

そんな状況にも関わらず予備バッテリーに載せ換えて2フライト行いました。何せ1フライト公称25分使えるといわれるバッテリーが10分程度で警告ランプが点いてしまいましたからね。風の影響で常にほぼ全開の飛行ですからバッテリー消費が大きかったのです。機体本体の大型LEDがいつもは緑なのに今日は赤の点滅に変わったので気付く事が出来ました。バッテリーの残警告ですね。あれに気付かなかったら今頃はきっと．．．。

そんなわけで撮影動画は明日公開予定！