Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

機械ではなく人が見ているもの

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All Photo by inos

diary5349

1日を振り返ってみると今日は空を一度も見上げなかった気がします。昨日はこんなに素晴らしい入道雲が出ていたというのに。

SONY RX1のダイナミックレンジの広さにはいつも驚かされます。RAWをグリグリいじればいくらでも階調が出てくる感じがしますし、それが自然なグラデーションで繋がるので ”いじっているのに嫌みっぽくない” そんな仕上がりになります。ここまでいじった画は後で見直すと直ぐに飽きてしまう傾向がありますけれどね。

実はつい1ヶ月くらい前までα7Sに心が揺れていて、一眼レフカメラを使わなくなった私もついに戻る日が来たか!くらいに思っていました。現在メインで使っているSONY RX1とFujifilm X100Sはあまりにポジションが似ていて、使い分けと言ったらマチの浅い鞄に入れるならX100S、それ以外はなるべくRX1みたいな感じでしょうか。ところが少し前にX100S用のテレコンバージョンレンズが発売されそれを入手してからは途端にX100Sの使用頻度が増え、めっきりRX1の出番が減っていたところでした。

私にとってRX1は一眼レフに似た使い方が想定されていて、何か撮りたいものが決まっている時に失敗無く確実に残せる事、そして撮影後の調整幅の広さに安心感も重ねていました。ところがそういった ”コレを撮る” と決まっている場合はどちらかというと35mmよりも50mmのほうが使いやすく、その座さえX100S + テレコンに奪われつつあったのでした。

それならRX1より更に暗所に強くなったα7Sと50mm。更には手持ちの何本かのレンズをマウントアダプターで使い分ければ私の写真の見せ方にも少し変化が出せるのではないか? もっと言ってしまえば楽しそう! そんなふうに考えていました。

一度思い込んだら雪だるま式にどんどん妄想が膨らみがちな私の心。

そんなところに突き刺さったのが先日の内田さんの一言。「最近皆暗い場所の美しさを忘れているんじゃないか...」

はっとした瞬間でした。私が求めているものって何だろう? もう一度振り出しから...。

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