Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

CP+でプラスと感じた事 2015(4)

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All Photo by inos

diary5689

昨年このイベントは大雪で大変でした。私はメーカーのお手伝いをしておりましたので開場の1時間前には現地入りしておく必要があり、大雪の翌日は電車のダイヤが乱れそんな時間には来られないだろうと機転を利かせ急遽ホテルを前日に手配して頂きましたが、大雪も度が過ぎてイベントそのものが中止になるという前代未聞の結果でしたね。今年はご覧のように奇麗な夕暮れでした。

さて今年のCP+、まる1日ブラブラしたわりには集中して何かを見たという印象が薄い私。確かに各メーカー色々拝見しましたが、東京モーターショーみたいなもので「見てきた!」というだけで「実になった」という感じではありません。例年ですとモニターのカラーキャリブレーションセミナーをしっかり聞いてきたり、プリント用紙の種類を見てみたり、開場の一角で行われている写真展を見てきたりするのですが、今年は来場者数が多かった事もあって殆ど素通りしてしまいました。2日間くらい通えばちゃんと見てこられるんですが。

開場を後にする時、最後に見ておこうと思い出したのが下の写真。Voigtländer HERIAR 40mm F2.8はかなり奇妙なレンズ。Mマウントの沈胴式レンズというだけでそのギミックに興味津々なわけですが、このレンズ一番の驚きはなんとフォーカシング用ヘリコイドが無い事。早い話がピントが合わせられません。無限遠専用です!

とは言えそれでは実用にならないため、オプションの「VM-E Close Focus Adapter」なるものを装着してEマウントレンズとして使うのです。一見マウントアダプターのようなそのリングにフォーカシング用ヘリコイドが搭載されている為、実質フォーカス合わせが出来るという寸法。

理屈は知っていましたしWEBサイトでも写真は見ていましたが、実物を見るのは今回が初めてでした。本体の質感や2種類のレンズフードを見るだけでEマウントボディを持っていなくても「一つ下さい!」と言ってしまいそうな仕上がり。こういった趣味性の強いレンズはメーカーも長くは製造しないでしょうからコレクションしておきたくなりますね。でもこれをライカで使いたい場合などはどうするんでしょうね。Close Focus AdapterはEマウントへの変換ですから、Mマウントのまま使いたい人はやはり無限遠のみしか撮れない事になりますが...。ヘリコイド内蔵の同レンズを出して欲しいですね。

ところで奥のカメラのレンズもちょっと気になるけれどもあれはいったい...。

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