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1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

LEDの性能は今後第二ステップに入るのか?

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All Photo by inos

世の中の照明はここ数年で急速にLED化されていて、何処かのメーカーでは既に白熱電球の製造を終了するとの発表もされていたと記憶しています。デジタルカメラが浸透して大手フィルムメーカーがフィルムの製造を終えると聞いた時の衝撃ほどではないものの、新鮮な魚が並ぶ市場の明かりさえもいずれLEDに代わっていくのかと思うと少し寂しい気がします。

世間がそれだけLEDに注目し始めたのも、実用に耐えるだけの明るさを実現出来たという背景があるのは当然ですが、製造する側と消費者の間には少しだけズレがあるのも確かなようで、”LEDは熱を持たないモノ” と認識されているところが少なからずあり、実際に購入してみたら触れない程熱くなるという事実に驚いてしまう方も多いのかもしれません。パワーLEDと呼ばれる 、辺りを照らす用途のLEDは、電球ほどでは無いですがそれなりに電力消費もあるという事は知っていても損は無いと思います。

さてそんなパワーLEDですが、自転車用のライトの分野ではここ3年ほど大きな進化が見られないというのが正直な感想です。私が知る限り未だに一番明るいのはCATEYE製の3W×3灯ですし、同じ3Wでも数年前と比べて明るくなったという印象もありません。世の中には10W LEDなるものもありますが、バッテリー消費を考えると自転車向きでは無いのだと思います。そう考えてみると、結局のところ自転車用としては搭載出来るバッテリーの大きさに限界がありますから、消費電力を上げずに明るさを確保ししたLEDか、重量を変えずに容量アップしたバッテリーか、そのどちらかが出てこない限り今以上の進化は難しいような気がします。どちらにしても熱損失を減らす努力が必要という事ですね。3W LED 1灯での夜間走行は自転車用としてはギリギリの明るさですから、安全を考えるなら早く5Wや10Wが長時間使用出来るようになると良いですね。

自転車のライトとしての明るさを確保するのも結構大変ですが、LEDをメインヘッドライトとしているレクサスはいったい何ワットのLEDをつかってどう放熱しているのでしょうか。ちょっと現物を分解して見てみたいです。

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