Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

最後に使いたいフィルムは?と聞かれたら間違いなくコレ

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All Photo by inos

diary6097

Infraredと聞いてピンとくる人は、フィルム時代からの写真ファンか、何らかの監視業務等に携わる人か、怪しげな趣味を持つ人くらいでしょうか。先日新宿ヨドバシカメラでRollei製のInfraredフィルムを見かけました。Infrared(赤外)フィルムはもうどのメーカーも製造していないと決めつけていたのでまだ作っていた事に驚きです。

撮影時は赤外光以外をカットするよう真っ赤な光学フィルターをレンズ先端に装着しますから街で持ち歩いていたら怪しさ満点ですね。その姿のまま夏のビーチにでも出かけようものなら即刻連れていかれますね。

赤外光撮影には露出計は使えませんし、オートフォーカスも使えません。可視光よりも波長が長いため仮にオートフォーカスでいつも通り撮った写真は若干ボケてしまいますから、ジャスピンの位置から赤外指標の目盛分だけフォーカスをずらして撮影します。オートフォーカスレンズにはまずこの赤外指標がありませんね。基本は全てマニュアル操作で写すのが赤外フィルムの醍醐味。

それだけ苦労して撮るのですから、結果が伴わなければ長くは続きません。ご心配無く、赤外フィルムならではの表現力というのがあって、夏の空など写せば驚くほどハイコントラストな仕上がりになります。下の写真はKonicaからInfrared 750が販売されていた頃に撮った写真。コントラストも凄いですけど粒状性も凄いですね。この写真をサンプルとして掲載する為に数年ぶりに収納からフィルムスキャナーを引っ張り出しました。

来年の夏、まだこのフィルムが売っていたらNikon FM2に装填してみるのも良いかも。ただデジタルが普及して、バッテリーが続く限りいくらでも撮り直しが出来るこの時代に、フィルム1本この値段ではなかなか手が出ないのも事実ですね。

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