新宿駅南口が新しくなりました。これまで長らく工事中だった立体バスターミナルがいよいよ動き始めたというわけですね。
JR改札を出ると始めに目にするのが上の写真の景色。何でしょうこの解放感。パラソルでも並べてオープンカフェでも．．．と期待していたスペースは大人数の待ち合わせにも使えそうな多目的広場になっていました。実はこの上の階も似たようなスペースが展開しておりそちらにはカフェもありました。
もっと色々な角度から写真を撮れば良かったのですが、掲載のものだけではちょっと情報量が少なすぎましたね。今回この南口はバスターミナルとショッピングゾーンとオフィスビルが一気に新設され、建物の中は非常にお洒落で立体的な構造になっています。電車を降りてバスに乗るにはビルの上の階へ移動してください！って言うんですからちょっと特殊な造りになっている事が想像出来るかと思います。道は遥か下を走っているんですけどね。
階段やエスカレーターが充実していて沢山の人がアドベンチャー感覚で歩けるようになっているビル。電車を降りて3,4階くらい上まで行くとバスターミナルを上から見下ろす事が出来ます。この景色からしてもこの高さにバスがいる事に違和感を覚えますよね。周りのビルの何階くらいでしょう．．．。更に上の階に行くと会員制の家庭菜園が屋上で出来るようになっています。
これまで新宿バスターミナルと言えば西口のイメージが強かったですが、それがこちらのビルに集まったかと思うとゴールデンウィークや年末年始はこの界隈が人でごった返して大変な騒ぎになる事が予想されます。それに何やら空港のチェックインカウンターを連想させる最新設備でシステマチックに管理されたターミナル内部は、いざ自分がバスを利用しようと思ったらいったい何処へ行けばいいのか全然分かりませんね。自動発券機のようなものがあったりカウンターがあったり、本当に空港みたいになりました。難しそうです。
多分真面目な大人が何人も集まり企画会議何ぞ開いて決めたのだと思いますが「バスタ新宿」っていう名前はちょっとなぁという感じ（失礼）。まあ他に類似する名前の建物は無さそうなのでGround transportationのランドマークとしては良いのかも知れませんが、もう少し気の利いた名前もあったでしょうに。という第一印象。ただ建物は凄く奇麗ですし、ショッピングゾーンは先日訪れたTOKYU PLAZA GINZAにも共通する現代的レイアウトで見ているだけでも楽しく、写真展なども行われていたりしてワクワクする空間である事は間違いないです。これまでハブステーションの印象が強かった新宿駅が、これからは滞在時間を意識するような場所に変わってきましたね。
下の写真は新宿駅南口甲州街道前。よく悪天候時テレビの中継が繋がるのはここ南口ですがそれは道を挟んで反対側です。今後はこちらの新しい景色が使われるようになるのでしょうね。
