「ほう、これが今話題の都庁か．．．」そんなふうな気持ちでシャッターを切っているのでしょうかね。外国人観光客の多い今の東京、正直私はこの都庁周辺を歩くのが最近恥ずかしくなってきました。オリンピック問題やら築地移転問題やら、外国人から見たら日本は何をやっているんだ？と誰しも疑問に思うでしょうから。

世間の動きに無頓着な私でもTVの情報番組を見ているだけで ”今の東京都はどうかしている！” と思うくらいですが、有名大学を出てエリートと呼ばれるような人達が集まる都議会がなぜこんな状況なのでしょうか。今は言った言わないの犯人探しの段階だという。誰が責任を持つのか．．．そんなところに焦点が絞られていくのだと思う。

確かに真実を明らかにする事も、その上でこの先の方針を決めるのも大事だと思う。だけれどこれは誰か一人が悪いとかそんな話ではない気がするのです。ある日突然豊洲に新市場が出来上がったわけでもあるまいし、モノには段階というものがあってそこには多くの人が関わっていたはずで、今日（こんにち）問題視されるまでは誰もがそれを黙認していたも同然です。

言った言わないは重箱の隅をつついているに過ぎず、私に言わせれば、いずれにせよ事が進んでいるのをおかしいと思わなかった時点で都はそれ（盛土がされなかったこと）を良し！と認めていた事になるのではないかと考えます。

この際誰が責任を持つ！何て事は都民からすれば大した意味を持たず、問題が明るみに出ても尚この期に及んで責任逃れや隠ぺい工作が行われる国の体勢に問題が有り、よくもまあこんな国が「オリンピックは是非日本で！」なんて寝ぼけた事を言い出したものだと、流石の私も呆れて言葉になりません。

「もう日本にはお金が無いので2020年のオリンピックは都内の小学校のグラウンドを借りて行います！」そんな決断を出してくれたら私は小池都知事に拍手を送りたいですね。